受験生だからこそ睡眠時間よりも睡眠の質を見直そう!【ミニコラム】
受験生はどうしても夜型になって睡眠不足になりがちです。しかし、寝不足で勉強するのは非効率的。働かない頭で勉強するよりも、きちんと睡眠を取ることが大切です。とはいっても、ただ睡眠時間を確保すればいいというものでもありません。勉強時間を確保しつつ量より質の睡眠で受験期を乗り切りましょう。
睡眠時間だけでなく質の良い睡眠を取ることが大切
塾に学校に部活…多忙な生活の中で受験勉強を効率よく進めるためには、しっかり眠ることが大切です。睡眠時間を十分取れればよいのですが、そうはいかないということも多いでしょう。睡眠時間をたっぷり取ることと同じくらい大切なのが、質の良い睡眠を取るということ。たとえ睡眠時間が短くても、睡眠の質が良ければ疲れも取れて頭もすっきり冴えてくるはずです。忙しい受験期だからこそ、睡眠の質にこだわってみましょう。
睡眠中の体はどのような状態?
睡眠中の体の中では、細胞の修復や体の成長を促す「成長ホルモン」が分泌されています。昔から「寝る子は育つ」と言われるのは本当のこと。成長ホルモンは入眠後2時間ほどの間に大量に分泌されるといわれ、疲れを取る働きもあります。この他にも多くのホルモンが睡眠中に分泌されています。そして、睡眠中に脳内で行われているのが「記憶の整理」。記憶は整理されることで定着するため、受験勉強を効率よく進めるには睡眠をきちんと取ることが大切なのです。
効率よく質の良い睡眠を取るためのコツ
睡眠に関わるホルモンは、睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」です。昼間は分泌が抑えられていますが、夜になると増加します。メラトニンは副交感神経を優位にする働きがあり、スムーズに眠りに入るのを助けます。メラトニンは強い光を浴びると分泌が減るため、就寝前のスマホやテレビ、パソコンなどは避けましょう。睡眠の質を上げるにはリラックスする工夫も必要。目覚ましをセットしたりストレッチをしたり、温かい飲み物を飲むなど自分なりにリラックスできる方法を探してみましょう。眠る前にやることをある程度ルーティン化してしまうのもオススメです。試験前の緊張をほぐし、良い睡眠を取る手助けになります。
質の良い眠りで効率よく受験勉強を進めよう!
受験勉強中は、どうしても時間が足りなくなって睡眠時間を削るという人もいるでしょう。しかし、眠い頭で勉強をしてもあまり効果は上がりません。受験生だからこそ、生活のリズムを一定に保つことも大切です。質の良い睡眠で効率よく勉強を進めましょう。