\満足度◎の大学生200名に聞いた/学部・学科選択のきっかけ

「たくさんの学部や学科がある中で、先輩たちはどうやって選んだの?」

「そもそも自分に合う学部が分からない」そんなJK&DKのみんな、注目!

今回は、入学後の満足度が高い大学生たちに、何でその学部を選んだか?を大調査。

自分の中に眠る「好き」や「興味」に気づいたきっかけは、これから学部学科選択をするみんなの、新たな気づきになるはず。
 

満足度◎の大学生200人に聞いた、学部選択の理由は何?

満足度◎の大学生200人に聞いた、学部選択の理由は何?

選択の理由、第1位は好きなこと・興味のあることが学べる

「今の大学生活に大満足しています!」という大学生のうち、約90%は「好き」や「興味」で学部を選んでいた!

でも…「好き」や「興味」ってどんなとこから見つけたんだろう。

そのひらめきや、気づきのきっかけを紐解いてみました。

先輩たちの「好きのひらめき」はこの瞬間だった!

意外に多い!ドラマの影響

実際に働くシーンや雰囲気がイメージしやすく、何より働く姿がカッコいい!

そんなドラマからの影響を受けたという先輩は意外に多い。

憧れやミーハー心だって十分、学部選択のきっかけになるんです。

【Real voice】

「ドラマ『下町ロケット』を見て、ものづくりが世界中の人々を助けていることを知り、自分の作ったもので社会に貢献できる仕事につきたいと思ったのがきっかけ。」(理工学系/男性・20歳)

「木村拓哉さん主演の『HERO』を見て、正義感の強い検事に憧れ、法学部を志しました。完全にドラマの影響です!」(法学系/男性・19歳)

「医療ドラマの影響を受け『人の命を助けるやりがいのある仕事をしたい!』と医師になるため医学部に入学しました。」(医学系/女性・22歳)

「サスペンスドラマや推理小説が好きで、ストーリーと深く関連性を持つ法律というものに興味を抱いたのが、法学を志すきっかけでした。」(法学系/男性・22歳)

「大河ドラマを見たのが歴史好きになったきっかけ。その後、歴史本やマンガも読むようになり、歴史にハマり『もっと深く学びたい!』と文学部を選びました。」(文学系/女性・19歳)

趣味から広げました

「どうしてその学部を選んだ?」満足度◎の大学生に聞いた、学部選択のきっかけ


元々好きだった趣味や特技から広げて、学部選択をした先輩も多い。

一見勉強とは関係なさそうな趣味でも、掘り下げていくと関連する学部や学科がみつかることも。

【Real voice】

「機械が好きでカメラを触っていたら写真に興味がわくようになったのが、写真学科を選んだ最初のきっかけ。」(芸術系/男性・21歳)

「自分自身旅行が大好きで、高校時代からよく海外にも行っていました。それが影響して、今は文学部の観光が学べる学科を専攻しています。」(文学系/女性・21歳)

「昔からロケットの打ち上げライブは欠かさずに見ていたくらい、ロケットや宇宙が好き。それなら興味のある宇宙について学べる学科がいいな!と思い、航空宇宙学科へ進学。」(理工学系/男性・20歳)
 
「小さいころから海外ドラマを見るのが好き。字幕なしで見れるようになりたい!自分も海外の人たちと流暢に会話を楽しみたい!と感じ、外国語学科を選びました。」(外国語学系/女性・22歳)     

「昔からパソコンゲームにハマっていたので自然とタイピングも早くなり、パソコン自体に興味を持ちました。数学が得意だったこともあったので、システム自体を勉強できる情報学部に。」(工学系/女性・22歳)
 
「小さいころから電車に乗ることが趣味だったので、その流れで機械工学の分野へ。数学の試験問題を見て解いてみたいと思ったのもきっかけのひとつ。」(工学系/男性・21歳)

なぜかやめられない…ハマったもの!

「どうしてその学部を選んだ?」満足度◎の大学生に聞いた、学部選択のきっかけ


「どうしてもやめられない!」「なぜかアレだけは続けてるんだよなぁ」ってものはない?

そういうものこそ自分が本当に好きなものの可能性大。

なぜかやめられないものを深掘りして、将来の可能性を広げてみよう。

【Real voice】

「どれだけ部活動で疲れていようとも、本は必ず読んでいて、これだけ疲れていてもやりたいと思えるのは本物だなと、文学部に進学を決めました。」(文学系/男性・21歳)         
 
「友達から本を勧められたことがきっかけで読書好きに。それまでは本なんて読んだことがなかったが、読んでみたら文学作品にハマって、さらにもっと学びたいと思うように。」(芸術系(文芸学科)/男性・20歳)

家族の影響を受けました

一番身近な大人からの影響も少なからず進路選びのきっかけに。

自分の知らない世界を知るきっかけになったり、家族を通じて、違う視点から物を見られる機会ができるのがポイントになりそう。

【Real voice】

「母親が独学で中国語を勉強していたのを見て興味がわき、少しやってみると、勉強が嫌いな私でも楽しかった!これなら大学でも続けられると思い中国語学科に。」(外国語学系(中国語学科)/女性・22歳) 
       
「昔から父が車でいろんな場所に連れていってくれた経験が大きく影響しています。橋や高速道路、ダム、トンネルなどを見に行き、建築や土木の違いを教えてもらったことで、土木学科に興味を持ちました。」(工学系/男性・21歳)
 
「祖父が倒れた理由が薬の副作用だったため、自分が助けたいと思ったのが薬学部進学のきっかけに。」(薬学系/男性・21歳)

高校の授業がおもしろかった!

「どうしてその学部を選んだ?」満足度◎の大学生に聞いた、学部選択のきっかけ


あれこれ難しく考えなくても、今受けている学校の授業で一番楽しいもの、興味がわくものがあればそこから広げるのもひとつ。

教科の中でも「実験だけが好き」のように、一部を深掘りしていくのもアリ。

【Real voice】

「政治・経済や現代社会の授業が好きで、先生の話もおもしろく聞けたので、今後もこういうことが勉強したいと思い法学科へ進みました。」(法学系/女性・22歳)

「高校時代は理科の実験の時間が楽しく、特に体内における薬の作用機序や、病気について興味を持ったので、その分野をさらに深めたいと、医薬品工学科へ。」(薬学系/女性・22歳)

「最高裁の判例を扱う政経の授業で、なんとも言えないワクワク感を感じて、将来は検察官になろうと決心。法学への興味を深めていきました。」(法学系・女性・19歳)

高校の部活での経験がきっかけに

「どうしてその学部を選んだ?」満足度◎の大学生に聞いた、学部選択のきっかけ


授業はあんまりだけど…部活は楽しい!というタイプなら、部活動で培ったものや経験から広げて学部や学科を考えてみるのも◎。

【Real voice】

「高校時代部活で『どうすればより効率的に身体を鍛えられるか』を常に考えながらウェイトトレーニングを頑張っていたので、もっと科学的に研究してみたいと思ったから。」(体育・健康科学系/男性・18歳)
 
「昔から図工や美術が好きで、高校でも美術部。作品制作が楽しかったし、プロダクトデザインに興味があったので、デザイン工学部に進学しました。」(工学系/女性・22歳) 
 
「部活のマネージャーをしていてプレイヤーの怪我の手当や健康管理を行い、支えて応援するという立場が楽しくやりがいを感じたため、看護の道へ。」(看護系/女性・20歳)

日常でのふとした出合い 

普通に生活しているシーンの中にも、実は将来につながる出合いがあることも。

なるべく多く出会えるようにいろんな所を訪れたり、出合いのきっかけを見逃さないように、アンテナを張っておくのも手。

【Real voice】

「バラエティ系の番組を見ながら、ふと『テロップの効果ってすごいな。おもしろいな。』と感じ、こういう映像を作りたいと映像エディターを目指し、芸術分野へ。」(芸術系/女性・22歳)

「眼科に行った際、大きな機械を操作する視能訓練士という職に出会いました。私自身コンタクトレンズを使っていて目が悪いので、目で困る方たちを助けたいと思うきっかけに。」(医学系/女性・19歳)

教えて!先輩たちは、いつ希望の学部・学科を決めたの? 

満足度◎の大学生200人に聞いた、学部選択の時期

今の学部や学科に進もうと決めたのは「高3になってから」という先輩が約60%。

そんなに焦って決めなくてもよさそうだけど…自分の「好き」や「興味」を探すために今のうちからしておいた方がいいことってある?

先輩たちにアドバイスをもらったよ!

【Real voice】

「テレビで見たとか、好きなYouTuberが言ってたからなど何でもOK。今までやったことがないものをやってみると自分の中に新しい視点ができます。とにかくいろいろなことに手を出してみると視野が広がっていいと思います。」(芸術系/女性・21歳)
 
「好きなことって意外と探してみつかるものではないので、普段の何気ない日常の中で見聞きしたことの中から探していくのがいいと思う。」(法学系/男性・22歳)
 
「少しでも気になったら迷わず行動に移すことです。毛嫌いしていてももしかしたらこれいいかもと思うことがあるため、気になったら挑戦することが『好き』を見つける第1歩!」(体育・健康科学系/女性・19歳)
 
「まずは知ること触れてみること。いろんなことに対して挑戦しないと、魅力を知ることができないし、実際に知ることで初めて『おもしろさ』を感じられます。」(体育・健康科学系/女性・22歳)       
 
「『あ、将来こんなことしたいなぁ』『これよさげ』という何気なく思ったことを、なんでもいいので覚えておくと後で役立ちます。」(医学系/男性・21歳)
 
「小さいころの写真を見たり家族と話して、昔好きだったものを今一度見てみると、今の自分に繋がっている所が見つかり楽しいです。今の自分を形成してきたものが何なのかを考えてみると、それを将来に繋げられるヒントがありますよ。」(芸術系/女性・21歳)
 
『好きや興味がない=ダメ』というわけではないです。高校生で将来やりたいことがある方が珍しいので、焦って見つけようとするよりもテレビなどを見ている中で、これならまあ面白いな、興味をもてるなというものをゆっくり探してみるといいかも。」(教育・教員養成学系/女性・21歳)
 
身近な人から話を聞いてみるのも1つの手。私は友人のお父さんが薬剤師だったので、なんとなく話を聞くうちに薬剤師っていいなと憧れが強くなりました。」(薬学系/女性・21歳)


先輩たちの意見を見ると、いろいろなことに触れてみる、少しでも気になることがあったらまずは行動してみるなどが、「好きのひらめき」に出合う近道みたい。
 
今、「好き」や「興味」がなくても決して焦る必要はないけれど、少し意識して、自分の周りを見渡して考えてみるのもいいね。
 

from スタサプ編集部
決めなきゃ!と身構えると悩んでしまうかもしれないけれど、将来の種は、実は身近なところにあふれてるよ。

まずは今触れているメディアや周りの人など、自分の近くから「これって将来につながるかな?」と考えてみると、新しい発見があるかも!


文/滝紀子 デザイン/桜田もも 構成/寺崎彩乃(本誌)

※記事内のデータおよびコメントは、2021年3月インターネット調査にて「現在の大学に満足度が高い」全国の大学生212人を対象にアンケートを行ったものです。


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