\U25の社会人200名に聞いた/職業選択のリアルなきっかけ

将来働くなら「自分に向いていて、楽しい!と思える仕事に就きたいなー」

「でも自分に合う仕事ってどうやって見つけてるんだろう?」そう思うみんなのために、今回は満足度高く働く25歳以下の社会人たちに聞き込み大調査!

「何で今の職を選んだの?」「何がきっかけだった?」etc.今後、職業選択をするみんなの新たな気づきになるヒントがたくさん見つかるはず。

U25の社会人200人に聞いた「今の職業についたきっかけは?」

「今の職が楽しい!」「やりがいを持って働けてるよ!」というU25の社会人の皆さんに、今の職業についたきっかけやその理由のリアルを聞いてみました。

今の職業を選んだきっかけは?

「好き」や「得意」が最初のきっかけになっていることが多い!

「好きなこと」「興味があること」で職を選んでいる人が70%以上と圧倒的なTOP!

「自分の能力を発揮できる」が2位。

好きや興味を仕事にして、納得できる就職ができたからこそ、今の職が楽しい!と言えるのかも。

でもこの好きや興味ってどうやって探したの?きっかけは何?次はその秘密に迫ります!

SWITCH.1<<単純だけど…とにかく憧れがきっかけです!

「あの人かっこいいなぁ!」「この職業って素敵だな」そんな単純な憧れがきっかけで、今の職を選んだ先輩も多い。

自分も憧れられる存在になろうというモチベーションもわいてきそう。

先輩たちの視点SWITCH!

◆クリエイティブ職(舞台照明)

「嵐のコンサートに初めて参戦したとき、照明がすごくかっこよくて…!その後すぐにコンサート関係の仕事を調べまくり、照明の学べる専門学校へ進学。その後舞台照明の会社に就職しました。」(クリエイティブ職/女性・22歳)
 
◆ITエンジニア職

「学生のころから『自分で作ったシステムで、誰かの役に立つっていいな』と憧れを持っていました。大学ではIT系のゼミに所属し、自主的に勉強会をしたり、企業訪問をして興味関心がさらに湧きました。」(ITエンジニア職/男性・23歳)
 
◆サービス職(美容師)

「最初のきっかけは通っていた美容院のお姉さんに憧れたこと。その後自分でもヘアアレンジをしてあげて、人が喜んでいる姿を見ると幸せになれるし楽しいなと思い、美容師になりました。」(サービス職/女性・25歳)

SWITCH.2<<アルバイトで経験したことが気づきになった!

\U25の社会人に聞いた/志望理由書では語れない!職業選択のリアルなきっかけ


初めての職業経験のひとつでもあるアルバイトは、働くことの楽しさや、自分がどこに興味を持って働いているかを知ることができる貴重な経験に。

先輩たちの視点SWITCH!

◆営業職

「カフェでバイト中、お客さんと会話をしながら『良いサービスを提供するために、何をしたらいいのか?どんなことができるか?』常に考えていることが楽しいなと思ったのがきっかけ。人とコミュニケーションをしながら、ニーズを引き出して提案するというのは、自分の得意分野なんだなと気付き、営業職に。」(営業職/女性・25歳)
 
◆営業職

「パン屋さんでの接客アルバイトを通じて、対面で人と関わることが好きなんだと初めて感じたのがきっかけ。営業職はたくさんの人と関われる職なので、向いているなと感じました。」(営業職/女性・25歳)
 
◆クリエイティブ職(WEBデザイン)

「アパレルでアルバイトをしていたときに、店内のPOPに目をつけ『どうしたらもっと売れるPOPが作れるか?』を考えるうちデザインをつくることに興味。大学卒業後、1年制のスクールでデザインを学び、WEBデザイナーになりました。」(クリエイティブ職(WEBデザイン)/女性・25歳)

◆介護職

「学生のころ、アルバイトで歯医者さんや病院などの医療現場で働いていたので、イメージだけではなく、実際にやってみて向いている仕事だなと思ったのがきっかけで、現在は看護助手(介護士)として働いています。」(介護職/女性・25歳)

SWITCH.3<<高校時代の経験がきっかけになりました

\U25の社会人に聞いた/志望理由書では語れない!職業選択のリアルなきっかけ


今みんながやっている部活動や授業、課外活動などで経験したことや、感じたことがきっかけで職種を決めた先輩も多い。

どんな時に、うれしかったり楽しかったりしたかを覚えておくと、後々の職業選択に生きてくることも。

先輩たちの視点SWITCH!

◆保育職

「高校の吹奏楽部時代、自分より年下の子の面倒を見るのが好きだった。もともと子どもも好きで、手先も器用だったので、制作の準備なども楽しく、毎日違う日々を送れることが楽しく保育士をやれています。」(教育・保育職/女性・25歳)

◆企画職

「学生時代に学園祭の実行委員長として企画をした経験が楽しく、仕事も企画の仕事がしたいと思ったのがきっかけ。国内外問わず活動できる方がいいなと、世界進出しているメーカーを選び、商品企画を担当しています。」(企画職/女性・25歳)
 
◆クリエイティブ職

「美術の授業や、個人的にも何かものを作ることが好きだったので、就職を考える際はクリエイティブな職種で絞って検索。その中から自分の好みである業種を選びました。」(クリエイティブ職/男性・25歳)
 
◆介護職

「高校時代のサマーボランティアがきっかけ。介護の仕事について直接詳しく教えてもらうことができ、利用者の方のお世話をさせていただくことのやりがいも感じることができた。」(福祉・介護職/男性・22歳)

◆事務・経理職

「高校で商業を学んでいる際、財務関連や簿記などが得意科目だったことも大きいのですが、簿記などでは数字が合った瞬間がうれしく、楽しめていたことが一番のきっかけです。」(事務・経理職/男性・21歳)

SWITCH.4<<縁の下の力持ちキャラに合っていそう

自分の性格タイプに合わせて選んだという先輩も。

自分がガンガン前に出るというよりも、裏方で支える方が好きというタイプなら、こんな選び方もあるかも。

先輩たちの視点SWITCH!

◆事務職

「高校のサッカー部では自分が目立つというよりも、縁の下の力持ち的な役割で、自分的にもそっちの方があっているなと思っていたので、会社を支える事務職が向いているなと思い今の職に。」(事務職/男性・23歳)
 
◆クリエイティブ職(照明スタッフ)

「小さいころからダンスをやっていて舞台に興味があったのですが、ステージの構成を考えることが好きで裏方に興味が。専門学校で行われた企業説明会でお話を聞いて、照明に興味を持ち、今の職へ。」(クリエイティブ職/女性・23歳)

SWITCH.5<<人前で話すのが得意だから

\U25の社会人に聞いた/志望理由書では語れない!職業選択のリアルなきっかけ


自分の性格的に、人前で話したり、いろんな人とコミュニケーションするのが好きというタイプなら、こんな選び方もあり。

先輩たちの視点SWITCH!

◆企画・マーケティング職

「大学ではマーケティング専攻。ゼミではたびたびプレゼンをしていたことで、人前で話すのが得意になり、今の企画提案スキルに繋がっています。」(企画・マーケティング職/女性・24歳)
 
◆営業職(楽器店)

「昔からどんな人でも楽しく話すのが得意だったので、元々好きだった音楽に携わりたいと楽器店に勤務。現在も幅広い年齢の方々とお話しすることが、他の人に比べて得意だなと感じています。」(営業職/女性・25歳)
 
◆医療職

「学生の時から、人見知りなく誰とでも気軽に話ができたのが長所。どういった仕事に就くか悩んでいた時に、母が以前医療事務をしていたこともあり勧められて。」(医療系/女性・25歳)

◆教育・保育職(教員)

「高校時代から、学級委員や委員長などの人前に立って話したり、まとめる仕事をすることが多く、自分的にも好きだったので、教職を志すように。」(教育・保育職/女性・24歳)

SWITCH.6<<英語が好き!仕事に活かしたい!がきっかけ

自分の得意なものに絞って仕事を探してみるというのも一つの手。

英語×営業職、英語×販売職など、掛け算をすることで、その可能性は大きく広がる!

先輩たちの視点SWITCH!

◆英語×事務・経理職

「元々海外に行くことが好きで、英語は得意だったので、現在は英語を使った銀行業務の外貨管理を行う部門で働いています。英文を読むことが多いので、学生時代に力を入れて英語を学んでおいてよかったと思います。」(事務・経理職/女性・25歳   )
 
◆英語×エンジニア職

「学生時代に頑張った英語を使って働きたかったため、外国人とのコミュニケーションが必須なブリッジSE職に転職。オフショア開発など他国と協業するプロジェクトの橋渡しとなる役割で、現在は日本人のお客さんとフィリピン人開発者間のミーティングに参加し、英語力を活かして通訳をしています。」(ITエンジニア職/男性・24歳)

SWITCH.7<<周りに勧められて気づきました!

\U25の社会人に聞いた/志望理由書では語れない!職業選択のリアルなきっかけ


自分では気がづかないことに気づけるのが、周りの友達や、家族、先生からの意見。

「こういうの向いてるんじゃない?」とアドバイスされたり、意外なことを褒められたりしたら、それが職業選択のヒントに。

先輩たちの視点SWITCH!

◆栄養士

「昔からメニューを考えたり料理をすることが好き。家でも自分で作ることが多く、周りからもおいしいと言ってもらえたことがうれしく、栄養士の道を選びました。」(福祉・介護職/女性・25歳)

◆サービス・販売職(美容師)

「友達の髪の毛を巻いたり、かわいくしてあげるのが楽しく、周りからも向いてるよ!と進められて美容系の学校に進学。現在はお客様がきれいになって喜んでくれるのがうれしいです。」(サービス・販売職/女性・22歳)
 
◆クリエイティブ職

「建築関係の学校に進学。設計というよりはインテリアコーディネートを褒められることが多く、先生からコーディネーターとして建築にも関わるのがいいんじゃないかと進められ、住宅を一から作りながらもインテリアにも携われる今の会社に入社しました。」(クリエイティブ職/女性・25歳)
 
◆事務職

「学校の授業では簿記が得意。検定も積極的に受けていたので、資格も生かせる仕事がいいのでは?と勧められたこともあり事務職に。簿記の授業自体も楽しく、事務作業が好きなんだなと改めて感じています。」(事務・経理職/女性・21歳)

SWITCH.8<<趣味をそのまま仕事にスライドさせました

今自分が好きなことや趣味、ただの遊びでも何でもOK。

その遊びを少しでも深掘りしてみると、将来の職のヒントになるかも!

先輩たちの視点SWITCH!

◆クリエイティブ職(イベント制作)

「元々ライブやフェスが大好きで、かなり多くのライブに行きまくっていたので、それをそのまま仕事にしたいとイベント制作職へ。昔から部活やバイトを同時にこなすタフさもあったので向いていたと思います。」(クリエイティブ職/女性・25歳)
 
◆クリエイティブ職

「自分で絵を描いたり動かすことが好きだったので、そのままゲームのアニメーターになりました。専門学校ではデザイン科に所属。自分の好きな事を仕事にしているのでストレスがないです。」(クリエイティブ職(アニメーター)/女性・23歳)
 
◆企画職

「学生時代からアイスホッケー部のマネージャーをしていて、アイスホッケーが好き!どうしてもアイスホッケーのツアーを作りたいと旅行会社に入社し、ツアーの企画職になりました。」(企画・マーケティング職/女性・25歳)

◆販売職

「コスメや美容を研究するのが昔から大好きだったので、美容の専門学校に通った後、美容スタッフとして就職しました。」(販売職/女性・22歳)

SWITCH.9<<自分が利用しているサービスがいいなと思った 

◆栄養士  「昔からメニューを考えたり料理をすることが好き。家でも自分で作ることが多く、周りからもおいしいと言ってもらえたことがうれしく、栄養士の道を選びました。」(福祉・介護職/女性・25歳)


普段自分が使ったり、何気なく利用している好きなサービスや物があれば、自分が提供する立場になってしまうのもあり。

「これいいな」って思うものがあれば、自分の将来の可能性の一つに考えてみて。

先輩たちの視点SWITCH!

◆教育職(塾講師)

「中学時代に、今の会社のサービスを利用していて、自分も教えることが好きだったので、教育業界に興味がわき塾講師へ。授業をしていて生徒から『楽しい』と言われた。」(教育職/女性・23歳)
 
◆介護職

「昔、叔父が病気になった時、親身になって相談に乗ってくれたり、丁寧なサービスにとても助けられ自分もやってみたいと憧れを持ったのがきっかけ。その後ボランティア活動などにも参加し、実際に体験をしてから就職。」(介護職/女性・22歳)
 
◆ゲーム企画

「やりたいことを仕事にするのが一番だと考え、元々好きだったゲームの企画職に。特に好きだったゲームを作っている会社に就職しました。」(企画職・ゲーム企画/男性・25歳)

◆クリエイティブ職(TVディレクター)

「もともとテレビを見ることが好きだったので、大学ではメディア学を学びテレビ制作の会社へ。生放送の番組担当なのでミスが許されないドキドキ感はありますが、やりがいは大きいです。」(クリエイティブ職(メディア・デザイン)/女性・25歳)

◆クリエイティブ職(アニメーター)

「アニメが大好き!自分の好きなアニメのエンドロールから制作会社を調べて入社したのが今の会社です。好きなものに関われるおもしろさや、自分の名前がエンドロールに載る感動は格別です。」(クリエイティブ職/女性・22歳)

教えて先輩!将来なりたい仕事を探すにはどうしたらいい?

「好き」や「興味」がまだないんだけど、どうしたら将来の仕事をみつけられるの?

というキミのために、先輩たちからアドバイスをもらったよ。 

高校生活を本気で楽しむことで、自分が好きな分野や興味を持てること、人生における価値観がわかると思います。まずは土台を形作るためにも、まさに今!自分がやりたいことを目一杯やってみてください。」(企画・マーケティング職/女性・25歳) 
 
「『将来何をやりたいかなぁ』とぼんやりとでも良いので考えてみる!考えるだけでも一歩前進ですよ。」(IT系職/男性・24歳)
 
「世の中には本当にたくさんの知らない職業があります。まずはどんな仕事があるのかから調べてみると何かしら自分にひっかかるものが見えてくるはず。」(医療職/女性・25歳)
 
「自分が好きなものでも好きじゃないものでもとりあえず触れてみたり、やってみよう。そうすると自分に『合う』『合わない』『好き』『嫌い』が分かります。まず自分を知ることから始めてみて。」(クリエイティブ職/女性・22歳)
 
無理に『職業を探そう』としなくていい。それよりも自分が興味を持てるものを確立する方が大事。見つからなければ自分が絶対に嫌いなものから消去法で探していこう。」(企画職/女性・25歳)
 
「できるだけいろんな経験をすること。実際に自分が体験するだけでなく、周りの大人の話を聞くのもいい。いろんな世界があることを知ることから。」(営業職/女性・25歳)
 
「好きなものって時間がある時にとにかくいろんなジャンルのモノに触れないと見つけられない。その中でどうしても自分の生活とは切り離せないようなモノが、その職業を見つけるきっかけになると思います。」(クリエイティブ職/男性・25歳)


職業選択のきっかけは、実は身の回りにたくさんあるってことが、先輩たちの声からわかったね。

自分では当たり前だと思っている「好き」や「得意」も、視点を少し変えると職業選択のきっかけになるかもしれない。

普段の生活から意識しておくことで、きっかけに出合う確率はぐんとアップするよ! 

from スタサプ編集部
将来の職業がまだみつかっていなくても大丈夫。

今からでも少しだけ視点をチェンジして、そのきっかけを意識するだけで、自分の興味や好きに気づけることもあるよ。

たくさんの経験をして、目の前にある原石を見逃さないようにしよう!

文/滝紀子 デザイン/桜田もも 構成/寺崎彩乃(本誌)

※記事内のデータおよびコメントは、2021年3月インターネット調査にて「現在の職種に満足している」全国の25歳以下の社会人210人を対象にアンケートを行ったものです。


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