英語の長文読解の勉強法。大学受験で差をつけろ！読解力強化、得点アップのコツを解説！

英語の長文読解では、単語力、熟語力、構文把握力、論理力、解答力など、さまざまな力が必要になる。

これらの能力を高め、大学入試や英検などの試験で合格を勝ち取るための勉強法とは？

スタサプ講師の肘井学先生が詳しく解説してくれた。

英語を得点源にしていきたい、さらなる向上を目指したいという人は必見だ。

英語の長文読解が難しいのはなぜ？
英語の長文を読むにはどんな力が必要？
英語の長文読解の効果的な勉強法

音読が最強の勉強法
単語力を高める
構文把握力を高める
論理力を高める
解答力を高める

得意な人はやっている！長文読解を解くときのテクニック

設問の先読み
スキャニング
パラフレーズ

英語の長文読解の勉強 Q＆A

Q.知らない単語ばかりでなかなか読み進められません。どうすればいいですか？
Q. 長文を早く読めるようになるコツは？
Q. 長文読解の問題演習の進め方は？

まとめ
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教えてくれたのは

肘井学先生

慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。
さまざまな予備校の教壇に立ち、現在はリクルート運営のネット講義サービス「スタディサプリ」で講師を務める。その授業は、高校生から英語を学び直す社会人まで、圧倒的な満足度を誇る。
とくに、「英文読解」の講座は年間約25万人が受講する盛況ぶり。
また、全国各地の高校で講演活動も行う。
著書に、『改訂版大学入試肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本』『大学入試肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本必修編』（KADOKAWA）などがある。

英語の長文読解が難しいのはなぜ？

長文読解が難しい理由は、複数の英語力が同時に試されるからでしょう。

例えば、単語力、熟語力、構文把握力、論理力、解答力などが必要になります。

英語の長文を読むにはどんな力が必要？

すでに挙げたように、単語力、熟語力から成る語彙力、そして一文を正確に把握できる構文把握力、文と文とのつながりがわかる論理力、そして正解を導く解答力が必要になります。

英語の長文読解の効果的な勉強法

音読が最強の勉強法

英語長文が得意になるには、音読が最強の勉強法です。

一つの文章について、10回音読をしてみましょう。

英語の音声を聞きながら音読すると、リスニング力や正しい発音も身に付くので、おすすめです。

単語力を高める

単語力＝英語力と言っても過言ではないくらい、単語力は重要です。

毎日単語を覚えて、知っている単語を増やしてください。

長文に必ず役に立ちます。

構文把握力を高める

英語長文は、一文一文をある法則にのっとってつなげていくものです。

よって、まずは一文一文を正確に読み解く、構文把握力を高めることをおすすめします。

一文の理解の精度が高まることで、長文自体の理解もますます深まります。

論理力を高める

上の説明で、「一文一文をある法則にのっとって」と紹介しました。

その法則ともいえるのが、論理力というものです。

何の脈絡もなく文を続けていくのではなく、論理性を持って、文を続けていきます。

論理性とは、例えばある事柄を伝えたいときに、あえてそれとは反対のものを提示することで、主張を際立たせます。

「対比」という論理展開の方法ですが、これに気づくことで文章を理解することができます。

他にも、ある抽象的な事柄をわかりやすく説明するのに、具体例を続けていく手法があります。

抽象と具体の関係と言いますが、これに気づくことで文章を理解できます。

こういった論理力を高めることで、難しい文章も理解できるようになります。

解答力を高める

これまでに挙げた能力が高まってきたら、あとは長文の問題をたくさん解いていきましょう。

下で説明しますが、問題を解く際のテクニックもたくさん身に付ける必要があります。

間違った問題や、たまたま正解した問題は、チェックを付けておいて、完璧になるまで解き直しをすることをおすすめします。

得意な人はやっている！長文読解を解くときのテクニック

設問の先読み

内容一致問題は先に問題を見ます。

解答の根拠の場所を探すキーワードをチェックして、それを基に本文を読み進めます。

問題によっては、２段落読むごとに内容一致問題を解くようなものもあるので、覚えておきましょう。

スキャニング

上で紹介した技術は、スキャニングと呼ばれています。

英語長文中から、必要な情報を素早く探すために、キーワードに着目して、その該当箇所を探す技術のことです。

英語長文が得意な人は、必ずやる作業になります。

設問のキーワードとは、該当箇所の特定に役立つ、固有名詞、具体的な数字、使用頻度の低い単語などを指します。

パラフレーズ

長文問題のメインとなる内容一致問題は、本文の英語をそのまま選択肢にすると、誰もが正解できる問題になってしまいます。

本文の英語表現を言い換えられて、選択肢は作られます。

その言い換えをパラフレーズと言います。

例えば、本文ではtake part inだったのが、選択肢ではjoinが使われるといった感じです。

このパラフレーズの知識を増やすと、長文問題の得点がアップします。

英語の長文読解の勉強 Q＆A

Q.知らない単語ばかりでなかなか読み進められません。どうすればいいですか？

単語を制する者は、英語長文、英語を制すると言ってもよいほど、単語力は重要です。

単語の意味を推測するのは最後の手段なので、試験直前まで単語を増やす努力をしましょう。

Q. 長文を早く読めるようになるコツは？

毎日長文を読んで、音読10回を繰り返すことです。

毎日読んで、1文につき10回音読することで、英語長文を早く読めるようになります。

Q. 長文読解の問題演習の進め方は？

問題集に掲載されている制限時間内で、問題を解きます。

答え合わせをして、なぜ自分が選んだ選択肢が誤りなのかを分析します。

そうして理解したら、全文の構文把握をしていきます。

わからない単語をすべて覚えたら、音声に合わせて音読を10回行います。

問題の英文を自分のものにして先に進みましょう。

まとめ

英語長文は、大学入試や英語の各種資格試験で、配点が最も高い分野の一つになります。

すなわち、英語長文が得意になれば、大学入試や英語の資格試験で、とても有利な状態になります。

ぜひ、英語長文を得意分野にして、自分の人生を切り開いてください。

文／肘井学（スタディサプリ英語講師）　構成／編集部

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