受験生は要注意! マスクを正しく使えていない人はなんと7割

マスクの正しい使い方…あまり意識したことがない人が多いのではないだろうか。しかし、マスクはただ装着すればいいというものではないのだ。

 

製薬会社のエーザイが行った調査によると、マスク利用時に必ず守るべき5項目をすべてきちんとできていると回答した人は26.8%。残りの73.2%は、「マスクを正しく使えていない」ことがわかった。

 

気になるその5項目とは以下のとおり。

 

<正しいマスクの使い方>

(1)鼻、口、顎を覆うようにマスクを装着する

 

(2)鼻の部分を押さえてフィットさせ、隙間がないように装着する

 

(3)使用中、口周りを覆うフィルター部分は触らない

 

(4)外す際、フィルター部分の表面に触れないようゴムひもをもって顔から外す

 

(5)マスクを外したあとは手を洗う

 

①、②あたりは当たり前にやっている人が多かったが、③以下になると怪しくなってくる。③は43.2%、④は38.7%ができていないと回答。⑤は③、④ができていたとしても念には念を入れてということなのだが、実践できていない人は53.9%に上った。

 

確かに、特に意味もなくフィルター部分を触ってしまったり、外すときにフィルター部分をつかんでしまったりすることはありがち。しかし、考えてみると、マスクがウイルスをシャットアウトしているならばフィルターの表面はウイルスだらけのはず。そこに触れてしまっては意味がないのだ。

 

調査を監修した広島大学大学院の坂口剛正教授によると、マスク使用前に防菌スプレーをしておくとフィルター部分へのウイルスの付着を防げるとのこと。また、1日使ったマスクは捨てて、新しいものに替えたほうがいいとのことだ。

 

高校生、特に入試前の受験生は風邪などひいていられないところ。改めて自分のマスクの使い方を確認してみよう!