マネPOINTから学ぼう!受験のトリセツ ~先輩のリアルボイスに前ならえ!~
受験という現実から、思わず目を背けてしまいたくなっているそこのキミ。わかるわかる~!スタサプ編集部は卒業生エディターと協力して、
先輩のマネするだけでOKな受験対策のポイントを伝授!
今日から少しずつ取り入れて、ハッピーな大学生活を迎えよう。
目次
第1章 入試形式のきほん
自分にとって最善の入試形式をみつけることが大切。そのためにも、今一度それぞれの傾向をおさえておこう!
一般選抜
受験当日の試験の結果が重要。
国公立大学ではもっともオーソドックスな形式で、共通テストと個別試験(2次試験)の総合成績で合否が決まり、私立大学では、各大学が独自に行う個別試験によるものと、大学入学共通テストを利用したものがあるよ。
高校での基礎的な学習の到達度を測る試験。
国公立大学の一般選抜利用者は必須で受けるテストだが、私立でも導入している大学もある。
学校推薦型選抜
出願の際に出身高校の学校長の推薦が必要な入試のこと。
高校の成績や活動状況、大学の志望理由、学びへの意欲などを含めて、総合的に人物や学力を評価するのが特徴で、「公募制」と「指定校制」の二種類が存在するんだ。
総合型選抜
大学が求める学生像に合った人物を、面接や過去の活動などを通して選抜する方式。
そのため、大学と受験生がじっくりと時間をかけてマッチングするのが総合型選抜の特徴で、選考期間が1~3ヵ月間と長期間にわたることもあるよ。
共通テスト以外のスケジュールは各大学によって異なるので、必ず募集要項を確認しておこう!
※「大学受験の基礎知識!入試の種類、仕組み、日程は?図版でわかりやすく解説!」
(引用:#高校生なう 2023.5.23)
第2章 入試形式Q&A
Q. 最終的に自分が利用する入試形式を決めたのっていつ?
高2の冬のうちにいろんな学校の入試形式を調べて、高3春~夏に決めている先輩が多かったよ!\卒業生のアンサー/
A. 遅くとも高3の夏までに入試形式は決めたほうが良いっぽい!
ほとんどの人が高2冬~高3夏にかけて決めている状況。
そこから逆算すると、やっぱり高2の「今」知っておく必要あり!
決めるのが早ければ早いほど、それぞれの入試形式に適した対策が取れるのだ。
得意な教科に偏りがあり、内申点が確保できていなかったから一般選抜に。
高3の春頃には入試方式を決めていたので、教科を絞って勉強することができ、苦手を無理して伸ばす必要がなくなった。
(コッピー・大学1年女性・社会学部メディア学科)
推薦を狙って落ちた子は一般でも受かっていなくて、高2の冬頃には一般選抜だけに絞ったからこそ受かったと思 っている。
(ごうのすけ・大学1年男性・医学部医学学科)
高2の冬から推薦利用を決め、各学校の入試形式をよく調べていたので、自分に合った課題内容で試験が受けれた。
(まれ・大学2年女性・教育学部教育学科)
受かるかどうか、かなり危うい総合型選抜と、少しランクを下げて受ける一般選抜の対策を同時にすることが精神的 にも学力的にも厳しかったが、夏までに一般のみに絞ったので、楽になった。
(むー・大学1年女性・理学部生物学科)
Q. 最初に予定していた入試形式から変えた人っている?
A. 3人に1人以上が変更していた!
推薦枠と一般入試のどちらも利用することで、志望大学に進学するためのチャンスを増やしたと答えていた卒表生も。
それしか使えない...ではなく、自分の中で選択肢がもてるように計画を立てて勉強しておくことが大切っぽい。
推薦のための面接や小論文対策をするよりは、一般選抜に絞ったほうが勉強の効率が良いと思ったから、高2の冬に決断。
志望していた大学に入学できたし、第一志望の大学の入試対策を早めにすることができた。
(ふぃる・大学2年女性・教養学部教養学科)
学校のほとんどの人が一般入試に向けた勉強をしていたため、自分も一般入試に絞ったが志望校に受からず。
推薦を利用していれば今よりも高い偏差値の大学へ行けていたので、周りに流されず考えればよかった...。
(はる・大学1年女性・経営学部経営学科)
推薦を考えていたが一般選抜でも対応できるように、周りと同じかそれ以上のレベル、量の勉強をしていた。
そのため、より確実に志望校に合格するために一般入試の勉強だけに絞るという選択ができた。
(おれいん・大学1年男性・工学部工業化学科)
内申的に推薦は不安だったので、可能性のある一般選抜を利用するつもりで秋まで勉強していたが、ダメ元で指定校推薦で受けてみたら合格。
そういう奇跡もたまにある!(笑)。
逆に推薦でも落ちてしまうこともあるから、定期テスト対策とは別に受験勉強もしておいたほうが安心だと思う。
(サバ・大学1年男性・工学部機械工学科)
第3章 そのままマネできる!?先輩の入試パターン
一般選抜 → 総合型選抜のタイプ
下調べと早めの行動で選択肢を広げる
「受験のチャンスを増やすため、また得意の英語を生かしたかったので、推薦を狙ってはいたものの学校推薦型も総合型も人数が限られているので、並行して一般選抜の対策も行っていました。
高3の夏に総合型選抜を利用することを決意。
試験の時期が早いので、その分大学への準備期間がしっかり取れました。」
☑時間に余裕がある高2冬のうちに、志望校含めいろんな大学の入試形式を細かくリサーチ&リストアップ。
☑時事問題や自分が志望する学部に関わるニュースは毎日チェック。
☑周りと同じタイミングで行動する=遅れをとること。高3春ではなく、高2冬から受験を意識した学習習慣を身につける。
一般選抜 → 学校推薦型選抜のタイプ
夏のOCで志望校への思いを高め、合格するための可能性を広げた
「一般選抜を利用する人が多い高校だったので、自分も高3の春から受験対策を始めました。
夏休みにOCに参加し志望校への思いを高め、学校推薦型と一般選抜を利用することに。
でも本来高3の夏は追い込みの時期でもあるので、その時間を大学調べに使ったのはもったいなかったと後悔もして います。
時間のある今のうちにやっておくのがベスト!」
☑OCに参加して志望校への思いを高め、受験形式や課題をよく調べることで、その大学に合格するための最善策を練る。
☑今の自分に必要なこと、合格するための作戦を学校の先生に相談して一緒に考える。
☑推薦でも共通テストが必要なこともあるので受験勉強には力を入れ、選択肢を広げておく。
一般選抜 → 一般選抜のタイプ
国公立進学のための最善策、夏からは受験勉強に邁進
「高校の方針的に、高1から一般選抜で国公立を受験しようと思っていました。
高3の春に部活を引退、6月の体育祭が終わると、クラスも私も一気に受験モードに。
夏休みは毎日塾に通い一日12時間くらい勉強していましたが、共通テストの結果が振るわず、直前で志望校を変えました。
でも学びたい分野はブレずに受験ができたので、楽しい大学生活が送れています!」
☑志望校の推薦条件が自分的に難しそうであれば潔く一般選抜に絞り、受験勉強に集中する。
(入試に必要な教科の勉強に力を入れる)
☑共通テストの結果によって、時には志望校を変える判断をする。
☑月ごとに完璧にする教科のスケジュールを立てて、メリハリをつけて勉強する。
次は先輩に入試形式のあれこれを聞いてみたよ!
先輩のReal Voice集
はじめは漠然と一般選抜で受験するだろうと思っていたが、結果的に部活動での実績から総合型選抜が利用でき、自分の高校生活に意味があったんだなと強い実感が得られた。
活動の内容によっては長期休みを利用して志望理由書を埋められるような実績を積むことができるので、試験勉強だけに集中するのではなく色々と挑戦してみたほうがいいと思う。
(佐倉・大学1年女性・文学部史学文化財学科)
自分の学力と志望校のレベルを考えたときに、最も合格の可能性が高い一般選抜を利用した。
面接対策や小論文などの余計な対策せず、高3の春頃から勉強一本に集中できたので、合格できた。
(とちくろー・大学1年男性・水産学部海洋生物科学学科)
内申は常に4.4を取れるように、早いうちから学校のテストに力を入れていた。
そのため、評定は十分に足りていたので、面接・小論文・英語の筆記試験の対策だけに力を入れることが出来た。
(梅桜・大学1年女性・看護学部看護学科)
自分の強みを見つけることが出来たので、推薦を使うことに。
学校のテストに力を入れて内申点を高くすることと、部活動やボランティアなどに参加することは怠らなかった。
(タッキー・大学1年男性・体育学部体育学)
スポーツ推薦を利用しようと思っていたが、高校もスポーツ推薦で入学したため一般で挑戦してみようと思った。
それが高2の冬頃。今の実力じゃ少し無理だなっていうレベルの大学を志望校に決めて頑張った。
(玄米茶・大学1年男性・総合政策部総合政策学科)
あの時もっと調べておけばよかった~。そんな後悔が一つでもなくなるように、みんなの背中をバシバシ叩いていく所存!
先輩にあんなことも聞いてみたい!などのリクエストも読アンに寄せてくれたら嬉しいな♡
※この記事は2023/12時点の情報です。
Text&Edit / Mizuki Kanno, Design / Mayu Ishii(ma-h gra)
2023年11月7日~10日までにアンケートを実施して得られた内容です。大学生有効回答数100名(株式会社クロス・マーケティンググループ調べ)