愛知みずほ大学／卒業後のキャリア（人間科学部養護教諭藤野　優菜さん）【スタディサプリ進路】

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先輩の仕事紹介

さまざまな問題に直面しながらも、それを乗り越えて成長していく生徒の支えになりたい

養護教諭

心身健康科学科養護・保健コース卒/2020年卒

藤野　優菜さん

この仕事や研究の魅力・やりがい

定時制高校の養護教諭として、保健室でのケガや急病の処置、メンタル不調の相談などに対応しています。こころの問題に直面している生徒が多く、家族や友人との関係から進路、恋愛、性格や容姿の悩みまで問題はさまざま。養護教諭は教員でありながら評価をしない存在であり、周りに話しづらいことを打ち明けてくれる生徒もいます。だからこそ、まず話を聞くこと、気持ちを否定しないことを大切に、担任の先生や保護者に情報共有したり、スクールカウンセラーやその他の専門機関と連携し、適切な支援につなげています。生徒たちが不安定な中でも学校に通い続けて悩みを克服したり、元気に学校生活を送っている姿を見ると、ほっとうれしくなります。

学校で学んだこと・学生時代

養護教諭に求められる救急処置などの専門技術はもちろん、実際の現場に即した児童生徒への対応方法や支援方法を徹底的に学べたことが、今の私の礎になっています。例えば、保健室を想定したロールプレイングの授業では、子どもが保健室を訪れた理由を探り、適切な判断と対応を行う練習を繰り返し行いました。また、養護教諭として活躍されていた先生による、経験に基づいた授業も記憶に残っています。学校現場で実際に起こった事例とともに、声のかけ方など具体的な対応方法を教えていただきました。現在の高校に赴任した後、まさに同じ事例が起きたことがあったのですが、心構えができていたので落ち着いて対応できました。

分野選びの視点・アドバイス

中学の部活動で靭帯を損傷した時、保健室の先生に心身ともに支えられた経験がきっかけとなり、養護教諭をめざすようになりました。愛知みずほ大学を選んだ理由は、養護教諭の免許取得に絞って学べるカリキュラムと、数多くの養護教諭を輩出している就職実績です。私の地元である静岡県でも、養護教諭として活躍している卒業生が多いことを知り、進学を決めました。県外の大学でしたが、教員採用試験対策の際は静岡県の出題傾向に合わせた対策を取り入れ、きめ細かく指導してもらえたことで、夢の実現につながったと感謝しています。

藤野　優菜さん

静岡県立浜松北高等学校勤務/心身健康科学科養護・保健コース卒/2020年卒/定時制高校での保健室経営を中心に、健康診断の準備や学校医の補助、学校薬剤師と連携した学習環境の改善などを担う。学生時代は養護教諭一種免許状の取得をめざしながら、愛知や静岡の小学校の保健室でボランディアを行うなど、体験することを大切にしていたという藤野さん。「将来の夢は養護教諭と決めていましたが、スポーツジムでのインターンシップや飲食店のアルバイトなど、あえて異なる分野に挑戦しました。その中で、好きでも長く続けられないと感じる仕事があることを知り、自己分析ができてよかったです」と話します。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先輩が学んだのは…