札幌市の斗南病院で、電子カルテや予約情報など院内で使用するコンピューターシステムに関する運用保守の業務を行っています。医師や看護師、技師や薬剤師などの各部門で使用するシステムや薬や医療費などに関わるルールの更新のほか、パソコンのトラブル対応などのヘルプデスク的な役割も担当しています。現在は2名で対応していますが、病院全体の業務に関わるので相当なボリュームになることも。大変な部分もありますが、各部署が独立しがちな病院で、どの部門にも直接関わる機会があることが魅力です。また、病院のスタッフを助ける裏方ではありますが、延長線上に患者様がいるので患者様の健康に貢献していると思うと嬉しく感じます。
電子カルテなどの医療システムに関わる仕事をしていますが、最初から現在の仕事をめざしていた訳ではありませんでした。7歳から持病があり病院が常に身近な存在だったので、漠然と医療に関わる仕事をしたいと考えており、高校卒業時には看護師を志望していました。縁があって情報大の先端経営学科へ入学し、就職活動時には、医薬系企業の営業をめざしていました。最終的に今の業界に入ったのは、3歳から所属していた児童劇団で仲の良い先輩がいて、そのお父さんがシステム保守の派遣業に関わっており、お話を頂いたことがきっかけです。医療分野はもちろん、パソコンも自作するくらい好きだったので、この仕事に就くことに決めました。
勉強のほか、さまざまな事にチャレンジした4年間でした。居酒屋やコンサート会場の設営や警備などのアルバイトも経験。一番打ち込んだのは「ゲーム」で、中学生時代から自作パソコンを作るほどの好きが高じて、仲間と一緒に対戦ゲームに打ち込んでいました。今では「e-スポーツ」としてスポーツ競技としも注目度が高まっている分野です。そのほか、劇団でやっていたヒップホップダンスを大学でも続けており、その活動から学内・学外に限らずネットワークを広げることが大切だと学びました。ゼミの中村先生から教えて頂いた「社会人として働くうちに会社や仕事のことには、すべて“経営”が繋がってくる」そのことを日々実感しています。
国家公務員共済組合連合会 斗南病院 情報システム課 勤務/経営情報学部 先端経営学科卒/2012年3月卒/前職から病院内システムの保守・運用管理を派遣にて携わり、現在の勤務先である斗南病院で実績が買われ転籍。幼少期は児童劇団に3歳から18歳まで所属し、その経験からコミュニケーションの大切さを知ったそう。また、パソコン好きが高じて半導体関係の仕事に就きたいと考えたことも。「持病から医療に興味を持ち、またパソコン好きだったので、今の仕事はある意味天職。人と人との繋がりが引き寄せたものかもしれません」とのこと。現在、一番興味があることはマラソン。フルマラソンを4時間以内で走り切る「サブ4」が現在の目標と語ってくれた。