• スタディサプリ 進路(大学・専門学校)
  • 大学・短大を探す
  • 国公立大学
  • 広島
  • 海上保安大学校
  • 卒業後のキャリア一覧
  • 山崎 貴弘さん(本科/海上保安官)

文部科学省以外の省庁所管の学校/広島

カイジョウホアンダイガッコウ

現場志向で業務にあたれる幹部海上保安官が目標です

先輩の仕事紹介

「現場」での経験を行政官としての仕事に生かしています

海上保安官
本科卒(第I群(航海)・警察コース)/2015年卒
山崎 貴弘さん

この仕事や研究の魅力・やりがい

海上保安大学校を卒業後、稚内で取締りや救難の業務を経験した後、石垣島で領海警備業務に従事しました。現在は霞が関にある海上保安庁の中枢となる本庁で危機管理に関する政策の企画・調整を担っています。一昨年には、ソマリア周辺海域へ海賊対処のために派遣される護衛艦に海上保安庁や自衛隊との調整役として乗艦しました。現場最前線から霞が関での行政官まで様々なポストで活躍し、日々自身の成長に繋げられることが魅力です。本庁で働く際も、脳裏にはいつも現場が見えています。特に、巡視船に乗っていたときに感じた、「こういう仕組みがあればもっと現場作業がしやすくなるのに」などの経験を行政官の仕事に生かそうと心がけています。

この分野・仕事を選んだきっかけ

高校生の頃、領土問題で隣国との関係について大きなニュースになったことから、海上保安官の仕事に興味を持ちました。以前から身体を動かすことが好きでしたし、制服を着て白く美しい船を動かす仕事、そして国民のために働ける仕事への憧れもあり、海上保安大学校に進学しました。安定した収入と充実した福利厚生、国家公務員として保障がしっかりしている点も魅力的でした。卒業式で「三等海上保安正」の階級を任命され、「主任」としてはじめて赴任した現場では、部下の中にベテランの職員も含まれており、幹部海上保安官としての自覚と責任が芽生えました。

現在は本庁で内勤をしています

学校で学んだこと・学生時代

全寮制であるため、同期や先輩、後輩と寝食を共にし、親兄弟よりも長い時間を共に過ごします。訓練は厳しいですが、学生祭などのイベントでは仲間が一丸となって楽しみ、絆が深まります。学校生活を共にした同期、先輩、後輩は、困ったときに本当に頼れる、生涯を通じての仲間です。授業では、国際法や国内法を中心とした法学系の学問、船の構造や操船に関する工学系の学問など幅広く学びました。船の機器が壊れた際の応急的な修理や、エクセルのマクロを使った膨大なデータの処理などにも、色々な場面で役に立っています。また乗船実習を通して、船乗りとしての技能や基本的な心構えを育んだことも、海上保安官として欠かせない学びでした。

ディスプレイの向こうには、いつも現場が見えています

山崎 貴弘さん

海上保安庁 本庁危機管理第一係 勤務/本科卒(第I群(航海)・警察コース)/2015年卒/富山県出身。ソマリアへの派遣時は海上保安庁の調整役として海上自衛隊と共同で任務にあたり、「同じ海の仕事でも任務が違う組織同士、お互いに理解を深めることが出来ました。」とのこと。「困っている人を見て見ぬふりをしない」を心がけているという。休日のリフレッシュはドライブ、釣り、カメラとのこと。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

この先輩が学んだのは…
海上保安大学校(文部科学省以外の省庁所管の学校/広島)
RECRUIT