定期的な歯のメインテナンス・歯科医師の補助・受付業務など、歯科衛生士として様々な業務に携わっています。仕事を始めて1年目なので、まだまだ未熟な部分は多いですが、患者さまの対応に関しては先輩からアドバイスをいただいたり、先輩の姿を見たりして学んでいます。患者さまに「次回、またお願いしたい」「ありがとう」と言っていただくととても嬉しく、やりがいを感じます。安心して通っていただけるように、私が心がけているのは、歯磨きの指導やお話をする際は目を見て、きちんと伝わるようにお声がけをすることです。ご年配の方からお子様まで年齢層の幅が広いので、言葉選びや話し方を意識しています。
進路を考えた高校生の時、「歯科衛生士」になるための専門学校に通っている知人から、歯科医院のアルバイトを紹介してもらったのがきっかけで興味をもちました。国家資格であることや将来的に安定した職業であること、さらに、患者さまと関わることができる点にも魅力を感じ、もっと深く勉強したいと、専門学校への進学を決めました。東京医学技術専門学校へ学校見学に行った際は、通学のしやすさを体感したり、きれいで整っている設備を見たりすることができました。また学園祭では先生方の優しさや温かさ、在校生が学校生活を楽しんでいる様子を感じ取ることができました。
入学後は、新型コロナウイルス感染症の影響によりオンライン授業が続き、実習がある日だけ登校して学んでいました。1年次の後期にようやく自己紹介をしたのを覚えています。2年次からの臨床実習は、3つの歯科医院へ行って貴重な経験をしました。学校と同じ墨田区内にある小学校の児童に、歯科衛生教育も行いました。自分たちで作った歯に関するストーリーを画用紙に書くなどのグループワークは、とても楽しい思い出です。卒業試験や国家試験の前は、クラスメイトと一緒に取り組もうという団結力が生まれ、みんなとより仲良くなれました。先生方は学生一人ひとりと向き合い、放課後も指導してくださるなど、手厚いサポートが心強かったです。
医療法人社団尚歯会 フェリア歯科医院勤務/歯科衛生士科I部(昼間部)卒/2023年3月卒/インプラント手術の補助をした際に改めて勉強不足を感じ、これからも勉強を続けていきたいと思ったというM.Tさん。さらに今後は「日本歯周病学会認定歯科衛生士」の資格取得を目指すなど、医療人としての知識を深め、患者さまとの距離を縮め、自信をもって様々な質問に答えられる歯科衛生士になりたいと語ってくれた。