現在勤務しているのは、地元でも規模の大きな歯科クリニックです。歯の治療だけではなく、歯のクリーニングなどにも力を入れていて、毎週勉強会を開催するなど、地域の歯科衛生・口腔の健康維持に貢献しています。私の担当は、受付と先生の助手業務。患者様のご案内やお会計から、治療器具の準備をしたり治療の手順をスムーズにするためのアシスタントに携わっています。仕事の一つひとつに達成感があり、患者様に「今日はありがとう」と言われると嬉しいです。患者様とのコミュニケーションを通じて社会人として成長できることが仕事の一番のやりがいです。
高校生の頃から接客業のアルバイトをしていたため、お客様と接することは好きでしたし、相手に喜ばれることを仕事にしたいと思っていました。将来のライフステージの変化を考えた時に、資格を持っていれば全国どこでも仕事ができると思い医療系を目指すことにしたんです。医療業界の中でも、歯科では受付業務だけではなく歯科助手の仕事もできると聞いて、これまでの接客業で経験したコミュニケーション能力を活かせると思ったことが分野選びの決め手です。また、アール医療福祉専門学校は私の地元にあり、知人も通っていたため親しみやすさもあり入学しようと思いました。
学校で学んだのは「目標設定」と「リーダーシップのスキル」です。なりたい将来像やゴールを思い描いて、そこに至るまでどのように努力をするのかを考えるのが重要で、目標を達成した時には大きな自信になります。また、グループ学習の全体をまとめるリーダーを経験して、挑戦を恐れない自分を作り出すことができました。授業全体としては、医療事務や調剤の勉強に加えて、介護事務の勉強も一生懸命取り組みました。また、特にお世話になったのは先生方です。資格試験が近い時には授業後も一緒に残って教えてくださったり、授業中でも分からない人には一人ずつ丁寧に指導していただきました。
将来の進路選びで重要なのは、価値基準を明確にして自分に合った分野を選ぶことでした。授業を通じて目標設定の大切さは学んできたので、以降はそこに向かって全力で挑みました。履歴書の書き方や面接試験の練習など、学校の先生方から教えていただいた結果、第一志望だった現在の職場に採用が決まりました。私は一度に多くのことを覚えるのが苦手なのですが、業務で困っている私に優しく教えてくださる先輩方はこれから目指すべき存在です。現在の環境でたくさんの経験や知識を身につけ、それをいつでも後輩に教えられるようになりたいです。
つくばヘルスケア歯科クリニック/医療事務学科/2022年卒/現在勤務1年目。地元にある歯科クリニックで、受付業務と歯科助手として多忙な日々を送る宮本さん。現在の職種へ進んだのは、資格を取得していれば、将来どんな場所でも活躍できると思ったからだそうです。「未経験から医療系資格の勉強をするのは最初はとても苦労しました。放課後にクラスメイトと残って勉強したり、同じ目標を持つ仲間に支え合いながら乗り切ったのが印象的です。学校の先生方も、試験や面接対策など親身になってくださったことも今ではとても感謝しています。」とお話してくださいました。患者様の感謝の言葉が一番の支えだと語る宮本さんの、今後の活躍が期待されます。