設計事務所で営業設計を担当しています。間取りやデザインを考える設計分野だけではなく、営業部分も担っており、お客様と直接話しながらお客様が住みたい家を共に考え、提案していきます。当設計事務所は設計士目線での提案ではなく、何よりもお客様のご要望を大切に考えているので、コミュニケーションを取りながら理想の住まいを形作っていきます。まったく何もない状態からご要望を伺いアイディアを重ね、ひとつの家が形になっていく過程は何度経験しても感動します。ようやく完成してお引渡しした際の達成感とお客様の笑顔、そして「ありがとう」という言葉は私たちにとっての財産です。
父が設計の仕事をしているので、小さい頃から「家づくり」を身近に感じていました。本気でやってみようと思ってからは、父にも相談しましたね。「家づくりはクリエイティブな仕事だから楽しいよ」という父の言葉も、私の背中を押してくれました。新潟日建工科専門学校を選んだのは、オープンキャンパスに参加したときの雰囲気に魅かれたから。直感的に「この学校はいいなあ。ここで学びたい」と感じたのです。授業も和気あいあいとした雰囲気で、先輩たちが積極的に意見を交わしながら課題と取り組んでいる姿もとても印象的でした。専門性が高い分野だからこそ、アットホームな環境で学んだほうが楽しく学べると思ったんです。
とても真面目な学生でした。何事にも全力で取り組みましたし、課題もしっかり提出しました。これほどまでに真面目に学校生活を送ることができたのは、やはり新潟日建工科専門学校の授業がわかりやすく楽しかったのと、アットホームな環境で皆と意見交換しながら伸び伸びと学べたからだと思います。設計系の仕事は専門性が高いので、センスや手先の器用さがないと難しいのでは、と心配する方もいるかもしれませんが、向き不向きってないと思うんです。大切なのは「やってみたい」「間取りなどを考えるのが好き」という気持ち。それさえあれば、基礎からしっかり指導を受けることができるので、安心して学べます。
株式会社高田建築事務所/建築設計科・建築設計研究科/2019年3月卒/卒業後、現在の設計事務所を選んだのは、「みんなで話し合いながら家づくりができる社風に魅かれたから」と語る。また将来設計の仕事を志望する後輩たちに対しては「数学と国語をしっかり学んでおいてください」とアドバイス。「計算が多いので数学は当たり前なのですが、仕事をしていて感じるのは国語力の大切さ。お客様と話をする機会が多いので、専門的な話をわかりやすく伝えるスキルや、適切な言葉の選び方、ボキャブラリーの豊富さが欠かせないんです」(丸山さん)。