現在は、恵庭市役所の廃棄物管理課職員として市内のごみの排出指導を担当しています。恵庭市は「花と緑の街」ということで、自然が豊かなところです。そういった中で、市民の方々がさらに住みよい街にするため、様々なサービスを行っています。以前、私が対応した方が窓口や電話で直接感謝を伝えてくれたことがあり、そのときは「自分の案内、対応が相手にとって、とても必要なことだったんだ」と実感できて嬉しかったですね。今は初めての業務が多く、分からないことだらけですが、「チャレンジしないと何もできないまま」と思って、上司の仕事が多いときなどには、自分からやらせてほしいとお願いするようにしています。
高校3年時に市役所職員になることを考え始めて、この学校の説明会に参加しました。そこで、公務員試験に関する専門の先生がいることを知り、試験に向けた勉強をたくさんできると感じたので入学を決意しました。学生の頃は、授業で習ったことをその日のうちに家で復習していました。最初の頃は復習していませんでしたが、することが習慣になると、新しいことを学ぶことが楽しくなり、次の日の勉強が楽しみになりました。また、授業で電話対応の基礎を学ぶ機会があり、その経験が今の業務に活かされているなと思っています。クラスメイト全員が公務員になるという同じ目標を持っていたため、辛いときに励ましあったりできたことも良かったですね。
授業で教わったことを家で毎日復習していましたが、ただ机に向かっていても身に付かないので、日々目標を持って取り組むことと、メリハリをつけることが大切です。勉強するときは、時間で区切るのではなく、目標までたどり着いたらやめるようにしていました。そして、「遊ぶときは遊ぶ」。そうしたら、高校時代は受かることができなかった試験にも、見事合格することができました。また、仕事をする上では、勉強だけでなく、人柄も大事であり、元気に返事ができるなど、基本的なことがとても大切だと感じることがあります。
恵庭市役所 勤務/法律行政1年制学科 卒/2022年卒/高校3年生の頃から市役所職員を目指した伊藤さんは、「簡単ではなく、努力しないとなれない職業。目標に向かって最後まで努力できる友達が周りにいたおかげで、自分もがんばりたいという気持ちにさせてくれました」という。今の仕事については、「どんどん新しいことに取り組んでいく部署なので、自分も何か考えて形にしていきたいです」と意気込みを語ってくれた。