もともと子どものお世話をすることが好きでした。また、ピアノも好きだったので、特技を活かしたくて保育の道にすすみました。この仕事のやりがいは、何と言っても子どもの成長を感じられることだと思います。子どもは毎日声かけやサポートをしていると、ある日突然、ひとつのことを成し遂げたり、ひとりで何かができるようになったりします。それを目の当たりにすると、本当に感動しますね。それから、運動会などの大きな行事をやり遂げたときの成長も素晴らしいです。そのたびに私たちも大きな達成感を感じ、子どもたちと頑張ってきてよかった、と思います。こうしてともに成長できることも、この仕事のやりがいだと思います。
福岡こども専門学校では、1~2年次に保育について総合的に学び、3年次からは心理、スポーツ、病児保育、音楽、食育、おもちゃの6コースに分かれて学びます。私は当初「音楽コース」を目指していましたが、定員の関係で「病児保育コース」に入ることになりました。当初は戸惑いもありましたが、担当の先生方が医療に関わることはもちろん、社会に出てから欠かせない知識である、健康全般、保険、税金になどについてもしっかりと指導してくださいました。今では病児保育コースに進んで本当によかったと思っています。どのコースに進んでも、学んだことは必ず役に立ちますし、保育に関する基本は最初の2年間でしっかり身につくので大丈夫です!
学校で一番好きだったのは、もちろんピアノの授業でした。一人ひとりのレベルを見極めながら課題が与えられるので、難しい課題曲に苦労したこともありましたが、自分からどんどん練習しました。その日々があったおかげで、ピアノの技術も格段にアップ。幼稚園で働くようになってからは、毎日ピアノを弾いているので、しっかり指導していただき、とても感謝しています。また、ピアノの他、折り紙や絵本の読み聞かせ、制作物の作り方など、今、保育の現場で日々行っていることはすべて専門学校時代に身につけたことです。福岡こども専門学校での学びは、どれも現場で活かせることばかりです。真剣に取り組んできて、本当によかったです。
学校法人 博多学園幼稚園グループ 博多第一幼稚園 勤務/こども総合学科 病児保育コース/2017年3月卒/保育を集中して学びたいと、福岡こども専門学校に進学した松元さん。オープンキャンパスに参加した際の雰囲気にも魅かれたという。卒業後、現在の博多第一幼稚園に勤務。「縦割り保育で、3,4,5歳児の保育を担当しています。年齢が違うとできることが異なるため、大変なことも多いのですが、経験を積みながら、どの年齢層にも合った声がけやサポートができるようになりたいです」。幼稚園教諭を目指す後輩たちに「先生になりたいという夢を持てたのだから、夢を叶え、その仕事にやりがいを見い出してください」と、熱いエールを送ってくれた。