保育園で1歳児クラスを担当しています。この時期の子どもたちは、本当に成長が早く、4月にはまだ歩けなかった子もすぐに歩けるように。入園当初は泣いてばかりいた子も、一人遊びができるようになりました。子どもの命を預かる仕事ですから、責任感は大きく、大変なことはたくさんありますが、それ以上に子どもたちは、本当にかわいいです。子どもたちはいるだけでかわいい存在です。そうした子どもたちの成長を身近で見られることは、大きなやりがいですね。保育士になってまだ1年目で、1歳児しか担当していませんが、今後、上の子どもたちを担当することで、また異なるやりがいも感じられるのではないか、と楽しみにしています。
年の離れた親戚の子どもが私をよく頼ってくれる姿がかわいくて、子どもとかかわることって楽しいな、と思うようになりました。また、小学校のときの職場体験で保育園に行き、先生の話を聞いたときにも保育士の仕事っていいなあ、と思いました。そんなことの積み重ねから、保育士になることが、いつしか私の目標になりました。とはいえ、保育士として働く場は意外と多く、職場を選ぶにあたっては、保育園か幼稚園か、それとも施設がいいのかとても迷いました。そのため在学中は、実習にはすべて行き、最終的には、0歳から6歳までの6年間、子どもの成長を感じることができること、そして親の後押しもあって、保育園への就職を決めました。
福岡こども専門学校では本当にたくさんのことを学びました。今担当する1歳児クラスでよく使うのは「手遊び」です。入職したばかりの頃は、手遊びなんてわからない、と戸惑ったものですが、やってみると不思議なほどスラスラできます。専門学校時代、授業の始めに、先生が毎日繰り返して教えてくれたことが、いつの間にか身についていたんだなあ、と改めて本校での学びに感謝しています。また現場で保育に携わってきた先生方から直接学ぶことができるため、体験談やアドバイスのすべてにリアリティと説得力がありました。実習で学校を離れているときも、毎日先生と連絡を取り合い、悩みをきいていただいたことは、今でも忘れることができません。
社会福祉法人 筑水会 長尾保育園 勤務/こども総合学科/2017年3月卒/当初は大学も考えたが、クラス制や担任制のある専門学校に魅力を感じて、福岡こども専門学校に進学した片山さん。コース選択では、ものづくりが好きだったことと、在学中にエプロンシアターやパネルシアターなどの作品を作っておきたいと思ったことから「こどもおもちゃコース」を選択したそう。校舎がきれいで設備が整っていたことも学校選びの決め手になったという。「学ぶ環境や雰囲気は、自分で体感することが一番。オープンキャンパスには必ず参加して、先生や先輩とたくさん話をしましょう」とアドバイスを送ってくれた。