社会人時代に中小企業のコンサルティングや企業研修等の仕事をしていたため、企業経営や戦略、マーケティング等の実践的なテーマが専門分野です。授業ではチーム学習やマネジメントの基本を学ぶ科目、ビジネス文書の基本といった、社会人にとって必要不可欠なジェネリックスキルの習得を目的とした科目を担当しています。マネジメントについては、誰もが学びの初心者でしょう。ニュース動画を例に解説したり、組織や戦略をクラブやサークル活動等の身近な例に置き換えて伝える等、学生がなるべく理解しやすいよう工夫しています。私自身が社会人になってからも学びを深め、生涯学習の大切さを身をもって知りました。学生たちにはぜひ、学生のうちに学ぶことの大切さや面白さを知ってもらい、社会人になっても学び続ける気持ちを持ち続けてほしいですね。
社会に出て組織で仕事をする場合に、同僚に仕事を教える、また自ら仕事に必要なことを学ぼうとする姿勢が必要になる。三浦先生のゼミでは、社会人にとって重要なその「教え方」「学び方」を、学生どうしがお互いに教え合い学び合う学習スタイルで身につけていく。具体的な取り組みは、地域の協力を得て成り立っているため、地域のためになることをテーマに実践を展開。例えば、子ども食堂や学習支援の活動に参加する等。学外の人々と接し実践の場を経験することで、コミュニケーション力や時間のマネジメント力等も身につけられる。
人にどう思われるか、失敗したらどうしよう等という気持ちは一度捨て、社会に出る前にさまざまなことにチャレンジしてほしい。失敗は成功と同じくらいいい経験になります。学生なんですから。教員もサポートします。
明治学院大学社会学部社会学科卒、佛教大学大学院教育学研究科生涯教育専攻修了。大卒後、オリックス(株)に勤務しながら中小企業診断士の資格を取得し、それを機に同社を退職し経営コンサルタント業を開業。その後、自由が丘産能短期大学に入職しビジネススキル関連科目等を担当。2016年度より現職。働きながら学んだ経験を通して「自ら学ぶ力」の必要性に気づき、現在は日々「学び方」「教え方」等の研究・指導にあたる。