道路公園課に勤務し、道路工事の申請の受付や大型車の通行許可などを担当しています。常に心がけているのは現場を大切にすること。市役所内の自分の机で事務を執るだけでなく積極的に現場に出向いて現地の状況を確認し、工事を担当する建設会社の方々の意見をよく聞いて適切な工事が行われるように気をつけています。決して目立つ仕事ではありませんが、自分が携わった現場を通りかかると、“縁の下の力持ち”としての役割を果たしているという実感が湧き、なんとなく嬉しくなります。行政職にとってのお客様は市民の皆さんです。税金で給料をいただいて仕事をしていることを忘れず、職員として親身なサービスを提供したいと考えています。
駿河台大学は自ら意欲的に取り組む学生をサポートする制度や環境が整っています。幅広く学べるように卒業単位数にとらわれず学部の枠を超え、様々な科目を履修できました。行政学や法律系の授業は仕事に直接役立っていますし、宗教学や犯罪心理学などの授業では、どんな時代や状況にあっても行政が関わっているということを学びました。インターンシップは市役所にお勤めの方に話を聞き、職場を理解する良い機会となりました。公務員試験対策も開かれ、先生や職員の方にお世話になりました。先生に何度も模擬面接をしていただいたことに感謝しています。卒業後も気軽に大学を訪れ、先生や職員の方に様々な悩みの相談に乗っていただいています。
公務員を志望するなら、受験する各自治体が求める人材を把握することが大切です。自治体の特色を理解すればどんな人材が必要かをつかむことができます。インターンシップにも参加しましょう。職場の現状や雰囲気を知る貴重なチャンスです。職員が働いている姿を見たり、直接話を聞いたりすることで自分が将来働くイメージを描くことができます。また、学生時代は自分に枠を設けず、興味を持った幅広い授業を履修し、課外活動にも積極的に参加することを勧めます。授業や課外活動を通して苦楽を共にした友人ができ、悩みを聞いてもらい、時には困ったときに助けてもらえます。運動部に入れば、体力はもちろん精神力も鍛えることができるでしょう。
飯能市役所建設部道路公園課 勤務/法学部法律学科/2019年3月卒/自分の生まれた飯能が好きで、高校2年生の頃から地元のためになる仕事をしたいと漠然と思っていた冨岡さん。「市役所の職員を志望したのは、市民の生活や福祉、子育て、その他様々な面で直接サービスを提供し貢献できると考えたからです」。