
私の研究テーマは「炎」。いかに環境に優しい燃焼を実現するか、そして炎の物理現象そのものを明らかにすることを目的としています。最近は、皆さんも自動車関連でよく聞く「カーボンニュートラル」の実現に向け、「水素」や「アンモニア」といった次世代燃料を用いた数値シミュレーションを中心に研究しています。例えば、炎が安定して燃え続けられるかを調べる「浮き上がり火炎」の解析や、非常に小さな燃焼器の研究などを行っています。
燃焼はエネルギーを得るために不可欠で便利な手段ですが、一歩間違えれば環境汚染の原因にもなります。だからこそ、炎の内部構造を詳細に解析して正確に制御することが重要です。シミュレーションによって、目に見えない世界を可視化し、クリーンで効率的なエネルギー技術の開発に貢献したいと考えています。

シミュレーションと実験の両面から、次世代のクリーンなエネルギー技術の確立を目指しています
1年生の実習では、高校物理と大学の熱力学を繋ぐ「比熱」の実験を行い、レポートやグラフの書き方といった工学の基礎を徹底。2年生になると、実際のエンジンを用いて熱力学の理論を実践的に学ぶ。ゼミでは学生が主体となって研究に取り組み、実験テーマでは自ら燃焼器を設計することもある。
また林先生は、「社会に出た後に学生が困らないように」という思いから、締め切りやマナーなどの「社会人基礎力」に関しても親身に指導。一方で、夏には学内の専用スペースでバーベキューを行うなど、親睦を深めるアットホームな一面もある。

研究活動はもちろん、「社会人基礎力」の指導や、バーベキューで「火起こし」も学べる林ゼミ
エンジンやロケットを動かす「燃焼」を制御できれば、世界はもっとクリーンになります。シミュレーション研究は自分のペースで進められるので、物事にコツコツと粘り強く取り組める人に来てほしいですね。

休日はジムに通い、自身のエネルギーの「燃焼」と体力作りに励むことで、多忙な研究生活を支えています。
専門:燃焼工学
名古屋大学大学院工学研究科博士課程前期課程マイクロシステム工学専攻を修了後、同大学院助手、助教を経て、博士(工学)取得。2016年より神奈川工科大学着任。燃焼工学研究室
神奈川工科大学の「教員が主体性を持って研究に打ち込める環境」を活かし、学生とともに日々「炎」の探究を続けている。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



