未来の流体制御デバイス!?DBDプラズマアクチュエータを用いた噴流制御
理工学部 機械工学科 助教 秋元 雅翔
我々は円形ノズルから噴出する気体(噴流)の拡散を自在に制御することを目指し、DBDプラズマアクチュエータ(DBD-PA)を有する円形ノズルを設計・開発しました。二枚の電極で誘電体を上下に挟み込み、交流高電圧(数~数十kV、数~数十kHz)を印加させることで上部電極から下部電極に向かう方向に誘電体バリア放電が発生します。この誘電体バリア放電によって誘電体壁面に沿ってプラズマに誘起された流れが発生します。この誘起された流れを流体制御に活用させるのが、DBD-PAです。このDBD-PAを用いることで機械システムによる制御方法より応答性が早く、また高周波数での駆動が可能であり、噴流を能動的に制御できます。またノズル構造が単純であるため、小型、軽量なノズルで噴流を制御可能です。将来的な工業用途での適用を目指し、燃焼用バーナーへの応用も行っています。
<メッセージ>
世の中には皆さんの知らない技術で溢れています。自分の知っている世界に止まらず、是非新しいことに挑戦してみませんか?
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日本大学 理工学部 機械工学科
実技は体験型・問題解決型に分けて修得。科学的な根拠に基づく豊かな想像力を育みながらものづくりの本質を学びます