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私立大学/東京・神奈川

トウキョウトシダイガク

すべての無線通信機器にある「アンテナ」の小型・軽量化で様々な機器はもっと便利に!

理工学部 電気電子通信工学科 平野拓一 先生
ますます薄型・軽量化していくスマートフォン。どうしてここまで薄くできるのか、そしてもっと軽くするにはどうしたら良いのか?そのカギは、「アンテナ」にあります。

スマートフォンをはじめ、無線で通信するすべての機器の中には電波を送受信するためのアンテナが入っています。その大きさが変わらない限り、機器本体の小型化はできないのです。

電気電子通信工学科の通信システム研究室では、周波数の研究によるアンテナの小型化に取り組んでいます。さらに、小型化したアンテナと、メモリ、CPU(中央処理装置)、無線通信回路をすべて1つにした「小型無線チップ」を作成する技術を研究。このチップはスマートフォンだけでなく、広い分野での活用が期待されています。

例えばロボット。現在のロボットは各関節をケーブルでつないで動かすため、その配線のせいでロボット本体も重くなってしまいます。そこで各関節に小型無線チップを配置すれば、無線で制御することができる。ケーブルが不要なため、本体の軽量化も可能になるのです。

他にも、スマートウォッチやVRゴーグルなどのデバイス、さらには体内埋め込みチップや検査用のセンサーなどの医療分野への応用も考えられます。小型・軽量化することで無線技術を使える機器が増え、無線技術を使える機器が増えれば私たちの生活が驚くほど便利になるかもしれません。

小型無線チップの研究を通して、小さなアンテナから大きなイノベーションを起こしていきましょう。
東京都市大学(私立大学/東京・神奈川)
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