2016年開設の外国語学部では、急速にグローバル化が進む社会において、世界の人々と協働し、国際社会に新たな価値をつくりだす「Global Communicator(世界人材)」の育成をめざしています。私自身、特に力を入れているのが「発言力・発信力」の強化。社会に出た際、必要となるスキルだからです。そこで基礎演習では、国際協力機構JICAに協力を仰ぎ、セミナーを開催。テーマ設定から講師の手配、広報など、すべて学生だけで企画・運営を行うことで、場所や相手にとらわれず、意見を言えるようになり、自主的に行動する力もついてきます。将来、国際的な企業や団体で働くことも視野に入れて欲しいと、国際連合地域開発センターの見学も実施。英語をツールとして、どんな場所でも活躍できる人材になって欲しいと願っています。
出口を意識した学習は、より成果が見込めます。また、学ぶことに対しての意識も高まります
外国語学部では「Hands-On Learning (体験重視型学習)」を実施。外国人教員が常駐する「グローバルプラザ」では、気軽に英語を話すことができる。さらに希望者全員が留学できる「セカハジ留学」、フィールドワークやインターンシップを体験できる「セカトモ留学」では、語学力の向上はもちろん、国際社会に関する理解を深めていく。また「フューチャースキルズプロジェクト」では、企業が直面している課題に学生が取り組み、解決策のプレゼンテーションを実施。アクティブラーニングを通じて、企業に必要とされるスキルが身につく。
天白キャンパスとナゴヤドーム前キャンパスにある「グローバルプラザ」。ワークショップなども開催される
企業は多くの外国人を受け入れ、海外を視野に入れて事業を展開しています。本学部で身につけるのは英語力だけではありません。働く環境に関係なく、企業の成長に貢献したいと思う人は、ぜひ本学部で学んでください。
小学校・中学校・高等学校への教育支援や、国際貢献、産業支援など社会活動にも力を入れている
専門:経済政策、経営学、社会学、国際関係論、地域研究、外国語教育
スリランカ国立ケラニヤ大学・理学部学士課程卒業後、同大学理学部経営科学科専任講師となる。1983年国費留学生として来日、東京工業大学修士課程・博士課程修了。工学博士号取得。1988年より国連研究員として国際連合地域開発センターに勤務。2014年より名城大学経営学部教授として就任。2016年4月より新設「外国語学部」の初代学部長へ就任。
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