
気負わず自分のまま子ども達と関わる毎日
日々「おはよう」「ただいま」等と言い合い、何気ないやりとりを積み重ねる中で、子ども達と少しずつ信頼関係を築いていきます。関わる子ども達の小さな変化に気づけることはこの仕事の大きな魅力です。今までできなかった事が出来るようになったり、「ごめんなさい」が中々言えなかった子どもがすぐに謝れるようになったり、変化に触れると、こちらも嬉しい気持ちになれます。「おかえりと笑顔で言ってもらえるのが嬉しくて早く帰ってきた」と高校生の子に言われたことも。そんな風に子ども達にとって安心できる場所を作れていると感じた時、少しでも子ども達の安心材料に繋がっていると実感出来ることが、私の何よりのやりがいです。
高校生の時に両親が離婚。それ以前から家庭内での関係性もよいとは言えず不安定な状況が続いていました。でも、ある時見た父の病床記録に「本当は怒りたくないのに怒ってしまう」等と書かれていて、「人の本当の心の中を知りたい、知識を身に付け誰かの役に立ちたい」と思い、心理学を学ぶことを決めました。進学と同時に就職先として児童養護施設を考えたのは、当たり前の「おはよう」「おやすみ」等といったやり取りが、当たり前ではない家庭がある事を知ったから。子ども達が「ただいま」と安心して言える場所で「おかえり」と言って待っている人になりたいと思ったのです。そして、就職実績のあるこの大学を進学先に選びました。

入職5年目の今は、小1から中2までの女子を担当
元々は人見知りでしたが、高校時代は生徒会に入り、人と関わる機会が増え克服していきました。大学では大学祭実行委員会に所属し、様々な人と関わりながらひとつの行事を作り上げる経験を通して、チームで動くことの大切さを学ぶことができました。他大学の大学祭にも参加し、一緒に盛り上がれたことは楽しかったですし、人との関わり方やコミュニケーションの大切さも実感しました。大学の講義の中では「カウンセリング演習」が特に印象に残っています。話の聞き方を学び、実際に友達同士でロールプレイをしながら繰り返し練習しました。大学で学んだ知識や経験は、子ども達の話を丁寧に受け止める今の仕事の中でも、しっかりと活きています。

日常生活を共にし、信頼関係を日々築いていきます

社会福祉法人似島学園 平和ホーム/人間生活学科 人間心理コース/2021年卒/似島学園は2歳から18歳(高3)までの子どもが暮らす全寮制の施設。職員は交代制で泊まり込み、寝食を共にしながら、子ども達の成長に関わっていく。森光さんは入職後すぐ男子棟(ホーム)担当として仕事を開始。入職5年目からは女子棟担当となり、小1から中2までの子ども達と日々関わる。「この仕事はやりがいも深いですが責任もあります。誰かの人生に関わる責任についてどう考えるか、人の気持ちを想像できるかどうか、人とのコミュニケーションが好きかどうか、自分とも向き合いながらしっかりと考えてみてください」とアドバイスをくれた。
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