公立中学校の体育教諭として、日々生徒たちと向き合っています。私のモットーは、「どんなことも生徒と一緒に全力で楽しむ」こと。体育の授業はもちろん、担当している部活動、修学旅行も全力で取り組んでいます。教師の仕事のやりがいは、「活気」と「信頼関係」だと実感することがしばしば。人と人とが関わる仕事ですから、時には感情的にぶつかりあってしまうこともあります。けれどもそれを乗り越えていくことで生徒たちとも分かり合え、よりよい信頼関係が生まれてきます。そのためにも生徒とのコミュニケーションを大切にして、どんな小さな変化にも気づきサポートできる教師でありたいと思っています。
中学生の頃から人と話したり、スポーツを楽しむことが好きでした。好きを仕事にしたいと考えたとき思い浮かんだのが体育教師。武蔵丘短期大学への進学を決めたのは、2年間でたくさんのことが学べ、教員免許やさまざまな資格が取得できるカリキュラムに魅かれたからです。教員免許を取得するには4年制の大学に進学する必要があると思っていましたが、武蔵丘短期大学なら2年間で中学校教諭二種免許状(保健体育)が取得できるとの情報を得て、「ここだ!」と思いました。短大のメリットは、2年間という期間で集中して学べること、そして早く社会に出られることです。早く教師として生徒と接したいと思っていた私にとって最適な学校でした。
あっという間の2年間でしたが、授業はどれも楽しく意欲的に参加できるものばかりでした。身体を動かす授業が多く、なかでもエアロビクスの授業はいつも先生方が全力で指導してくださるので、毎回とても楽しみでした。また解剖学やテーピングの授業は、現在部活の指導においてとても役立っています。さらに模擬授業で短大時代から人前に立つことに慣れていたせいか、入職後もあまり緊張することなく初日の授業を終えることができました。今思えば、武蔵丘の授業はすべて現場の仕事に直結するものばかり。在学中はさほど意識していなかったことでも、着実に身についていた実践的なスキルが全部自分の糧になっています。
埼玉県公立中学校/健康生活学科健康スポーツ専攻/2019年卒/短大を卒業してから臨時教員として勤務し、埼玉県教員採用試験に合格して2021年4月より正規教員として勤務しています。短大卒業後2年目となり、ちょうど4年制大学を卒業したのと同じ採用です。「毎日元気な生徒と向き合うには健康で明るく、人間性豊かな教育が求められることを実感。授業中は広い視野で常に生徒の動きに目を配り、安心・安全な授業運営に取り組んでいます。また授業以外にも教員にはやるべきことがたくさんあります。生徒、同僚、保護者に信頼されるような教員目指してこれからも頑張りたいですね」。