僕がジェネラルスタイリスト兼副店長として働く『West Side STANDARD』は、新しいカッコ良さを追求するメンズスタイルの専門店。この心斎橋店は若いお客様が中心なので、感度の高い皆さんの理想に応えるべく、高い技術と知識を追求する毎日です。そのひとつが、僕が全国に発信を始めたブリーチパーマ。これまで美容業界でできなかったスタイルを実現させると同時に、お客様によって異なる髪質や骨格の悩みに寄り添い、自宅でもセットしやすい仕上がりにもこだわる…。ハードルの高い仕事ですが、そこに挑み続けるからこそ、「あなたに出会えて人生が変わった」というお客様の声が何よりも嬉しいんです。
実はブリーチパーマは、美容業界で長くタブー視されてきた技術。僕がSNSで発信を始めた頃は業界内でも厳しい声がありました。それでも自分のスタイルを貫けたのは、パーマとカラーの薬剤を徹底的に研究してきた自負があったから。結果的にブリーチパーマはSNSで多くの注目を集め、業界の風向きを変えることができました。今の美容師はSNSの活用が不可欠ですが、必死に積み重ねたものがあって初めて、お客様に“思い”は伝わるんだと実感します。こうした成果もあり、今は3年目で会社の幹部を任されるまでになりましたが、お客様とのふれ合いが一番の仕事のやりがい。いつまでも気軽に話せるお兄ちゃんのような美容師でいたいですね。
僕が美容師をめざし始めたのは、中学時代に自分のヘアセットに夢中になったのがきっかけ。メンズスタイルに特化したサロンに就職したのも、そんな経験からです。夢の実現を支えてくれたKANBIでは、学校の強みであるカット技術の向上に力を入れました。メンズの道に進むと決めていたので、充実した選択科目を活かしてあえてレディースのカットやヘアアレンジを修得。在学中に幅広いカット技術を磨いたことで、レディースライクのスタイルにも対応できています。また、学内のKANBIコンテストでは1年で特選、2年でグランプリを獲得。接客に役立つマナーも学べるなど、プロの自信も対応力も磨いてくれた2年間でした。
『hair design West Side STANDARD 心斎橋』勤務/美容学科 卒/2021年卒/若くして人気サロンの副店長兼ジェネラルスタイリストへと登りつめたY.u.k.i さん。入社7カ月でスタイリストデビューを果たすなど、自身の懸命な努力で異例のスピード昇格を実現した。「それはKANBIでカットの基礎をしっかり固められたおかげ。シザーの持ち方ひとつにも、同期との違いを明確に感じました」。現在は新人教育や店舗運営にも関わる責任ある立場だが、どんなに忙くても親身な接客と日々の研究を怠ることはない。「他の職業にはない距離感で、お客様とつながれるのが美容師の素晴らしさ。この世界をめざす人は自信を持って夢に突き進んでほしいですね!」。