IT教育は、専門学校に限らず、高校や中学校でも普通になってきました。ところが、情報教育の格差というものをずっと感じていました。情報教育において学校や先生にレベルのギャップがあるため、生徒の実力に大きな差が出てくる。これをなんとかしたいと思ったのが、講師をするようになったきっかけです。体験入学に来た人から、英語や数学ができないとプログラマーになれないのですかとよく尋ねられます。答えはNO。ITは一般教科から離して一から学びますし、昔と違ってネットの翻訳サイトなどを使えば英語も自分で簡単に調べられます。コンピュータをある程度触れる人も、全くの初心者の人も、本校でIT企業の就職も狙えるほどの実力をつけていただきたいと思います。
主にプログラム関連の授業を担当する久楽先生。プログラミングが必要以上に難しく、また、味気のないものという印象を学生が抱かないよう、学生サイドに立った指導を心がけている。例えば、先生が一方的にしゃべるのではなく、簡単な質問を繰り返して双方向の授業を展開。「そうすることで次第に学生がノッてきますね。なんとなく笑顔になるような、楽しい雰囲気づくりを心がけています」。さらに、プログラムと実際の動きが理解しやすいサンプルデータもしばしば用意され、飽きないので90分の授業はすぐに過ぎてしまう。
時々、業界就職を果たした卒業生たちがOICを訪れ、目を輝かせて近況報告してくれます。嬉しいですね。OICは先生も職員も本当に面倒見がいいですから、就職に関して早い段階で相談してください。
専門:プログラミング、システム設計
略歴:ビジネススクールの講師(アプリケーション操作、IT系国家資格)を経験後、フリーランスのシステム開発者として教育機関の進学管理システムなどの案件に携わる。1998年より大阪情報コンピュータ専門学校講師。大阪市立大学大学院 創造都市研究科 都市情報学専攻修士課程修了。論文テーマは「上肢障がい者向け入力支援における研究」