ホテルのベーカリー部門に所属。料理長を含むスタッフ5人でお客様にお届けするすべてのパンを製造しています。僕の担当は成型。食パンやフォカッチャ、ベーグルなど、様々な種類のパンを同時進行で製造するので、作業時間の配分や時間管理が難しいです。それなのに、自分の作業に集中しながら後輩の作業時間も把握し、的確に指導できる先輩はすごい!頭の中に3人は職人がいるに違いない!そんな細やかな時間管理能力を見習いながら日々頑張っています。最初はうまく成型できないパンもありましたが、今では任せてもらえる種類も増えました。料理長の厳しいチェックをクリアし、きれいにできているとほめられた時はやっぱりうれしいです。
最近できるようになったのがツオップ(三つ編みのパン)。全部が均一に編み込まれていないとダメなのですが、家でも職場でもかなり練習したので、認めてもらえた時は本当にうれしかったです。入社してまだ数か月。先輩と比べたら成型の技術もまだまだですが、今後は、上手に焼く窯の技術や生地こねの技術も身につけて、仕事の幅を広げたいです。ここは、料理長が季節ごとに考案する新しいパンを製造したり、パン作りのいろんな疑問もすぐに先輩に聞けるなど、毎日いっぱい学ばせてもらえる職場です。そんな濃い時間を通じて経験を積み、将来はパン職人として独立するのが夢。自分の作ったパンでお客様を笑顔にできるようこれからも頑張ります。
中学生の時、手作りのクッキーを友達にほめられたのがきっかけで、自分の作ったお菓子やパンで人を喜ばせる仕事をめざそうとDAICHOへ。毎日つくる実習も魅力的でしたが、進学の一番の決め手はオープンキャンパスで出会った学生のお菓子に対する情熱。こんな環境で学びたいと強く感じました。在学中は外部講師の方々の授業で、経営側の人材観や仕事に対する心構えなどを聞けたのが印象的でした。また、商品企画から製造販売まで実践的に取り組める本番ショップトレーニングもいい経験になりました。僕はカレーパンを担当。売れ行きも上々で、お客様からは「次はいつやるの?」とご期待の言葉もいただき、学生主体での運営の大変さも報われました。
スイスホテル大阪南海株式会社 勤務(ベーカリー所属)/製菓総合本科 卒/2022年卒/「学校選びや仕事選びで大切なのは、好きや得意から自分の内面を理解し、情熱を注げる軸を見つけること。僕はパン作りが好きで、作ったパンでお客様を喜ばせるのも好き。その両方が叶うこの仕事に情熱を傾けられる毎日にやりがいを感じますし、とても充実しています」というYさんの趣味は散歩。料理長が考案する新商品の名前から素材や味わいを想像しつつ、季節を感じながら散策している。「朝が早い分、夕方からの時間には余裕があります。休日の前日に仕事を頑張った自分へのごほうびとして、デパ地下を巡って新作スイーツを買って帰るのも最近の楽しみです」。