グラフィックデザイナーとして、駅構内に貼られている駅貼り広告のデザインを担当しています。そのほかにも、新聞広告や企業広告などを手掛けることもあります。この仕事のやりがいは、自分の仕事が形になり、実際に見えることですね。自分が制作に携わった広告が貼ってある駅にはできる限り見に行きますし、一瞬でも立ち止まってその広告を見てくれる人がいると、本当に嬉しくなります。また、最近はSNSなどで広告の反応を確認することもできるので、関わった広告に関する生の声は、次の仕事への意欲や目標づくりにつながっています。単なる宣伝ではなく、話題づくりにもなる広告を作ることが、これからの大きな目標です。
子どもの頃から本が大好き。本の内容よりも表紙に魅かれて本を選ぶことがよくあり、「私だったらこんな表紙にしたい」などとよく妄想していました。しばらくして、本の装丁という仕事があることを知り、「自分なりの本のデザインがしたい!」と思うようになったんです。TDGを選んだのは、デザインに関する学びの範囲がとても広かったから。実際想像している以上に幅広く、入学前は本のデザイン一択だった興味がどんどん広がり、広告の仕事も視野に入るようになりました。最初から1つの仕事だけに絞らず、学びを深めながらたくさんの選択肢を検討することがとても大切。TDGならたくさんの選択のチャンスを与えてくれますよ!
TDGの先生は第一線で活躍している方ばかりなので、先生というよりも自分が目指す業界の先輩と日々接しながら学ぶという感覚でした。先生方から聞く現場の様子はとてもリアルで、ワクワクしながら話を聞いていましたね。また、企業と直接やりとりする産学協同の授業もいい経験になりました。こうした環境で学べることこそ、専門学校ならではのメリットだと思います。専門スキルに関しては、グラフィックソフトの使い方や仕事の流れの把握など、広告づくりの基礎を身につけるだけで十分。どのようなデザインスキルが必要なのかは就職先によって違いますし、デザインスキルやセンスは仕事をしながら身につけていくものだと思っています。
株式会社プラグ勤務/グラフィックデザイン学科 広告デザイン専攻/2016年3月卒/TDG卒業後は広告制作会社に就職。退職後、TDGで授業の補佐などの業務に携わったのち、現在の会社に転職。「新卒で入社した会社があまりに忙しすぎて悩んでいたとき、相談にのってくれたのがTDGの先生でした。現実的なアドバイスをいただいたおかげでさまざまな選択肢を考えることができ、今の会社とも出会うことができました。こうして卒業後も先生や学校とつながりを持てることも、この学校ならではのあたたかさ。TDGで学べたからこそ今の私があります」。