ショッピングセンター内の店舗に勤務し、ご予約いただいたお客様のネイルを施術しています。おしゃれのためのネイルをはじめ、爪が弱いなどのお悩みを抱える方にはケアを提案することもあります。爪の形や質は人によって違うので、塗り方を変えるなど、きれいに仕上がるように工夫しながら進めていきます。20代~80代までとお客様の年齢層は幅広く、施術中の会話もその方に合わせて臨機応変に対応。そのためにも毎朝のニュースは欠かせません。指先が美しくなると、人は笑顔になる。「かわいい!」「やってもらって良かった!」と満足いただけた様子に触れ、やりがいを感じると同時に、これからも知識や経験を増やし、成長し続けたいと思います。
ネイルに興味を持ったのは中学生の頃。遊びに行ったお宅で友人のお母さんに初めてネイルをしてもらい、感動したんです。嬉しくて嬉しくて、私も人を喜ばせるネイリストになりたい!と思ったのがはじまりです。そして、進路を考える頃にはネイリストを目指そうと決めていました。自分の「好き」と「学び」がリンクし、ビューティービジネス学科に入学。学校の雰囲気の良さをはじめ、ネイルについてをメインに学べて、少人数制でていねいに教えていただけることは大きな魅力でした。自分の好きなことが学べて、培った知識や技術を仕事に直結して生かせるので、手に職をつけたいと思っていた私にとって、まさに理想でした。
ネイリストになるための専門的な知識や技術はもちろん、コミュニケーション力やパーソナルカラー診断のスキルを身につけるなど、一流のサービスを提供するために必要なことすべてを学びました。エステサロンの経営者でもある先生から会話術やお客さまとの関わり方を学ぶ授業など、リアルな学びが多く、お客さまと接するうえで、学んだことが指針となっています。また、パソコンは業務で使うことも多いので、パソコンスキルを身につける授業も役立っています。こうして振り返って感じるのは、学んだことすべてが現在の仕事につながっているということ。目標を実現するために必要な力を養う学びは、2年間の中にすべて詰まっていました。
株式会社コンヴァノ 勤務/ビューティービジネス学科/2021年卒/忙しいなかにも、楽しい時間がたくさんあったと話す前田さん。「文化祭では、クラス全員で協力しながらヘアサロンをオープンしました。一般のお客様を招いてのヘアアレンジは初めての体験で、緊張もしましたが喜んでいただけた様子を見て、改めて美容の仕事に魅力を感じたことをいまでも覚えています」。社会人となり、いまの息抜きはバイクでドライブすることだそう。「250ccのバイクにまたがって、ひとり気ままに走ることもあります。風が気持ちよくてリフレッシュします!」と話すその表情は、イキイキと充実した現在を送っている様子が伺える。