私が働いている整骨院は、患者様の数が本当に多くて、毎日大勢の方々が来院されます。そのぶん様々な症例・症状を見ることになりますので、たくさんのことを学べますし、先輩後輩関係なくスタッフ同士で知識を共有しあえる職場です。そんな素敵な場所で柔道整復師として働く中で、私が何よりも大切にしているのは「聞く力」です。患者様からお話を聞いて「そうですね」と共感するのは簡単かもしれませんが、その言葉の裏側にあるものを想像して「患者様が本当に求めているものは何だろう?」と考えるよう日々努めています。職場の幹部には、福岡医健出身の方がたくさんいるので、私も同じ学校の卒業生として励みになります!
柔道整復師は体力の要る仕事なので、最初の一歩を踏みだすことをためらう方がいるかもしれません。しかし施術に必要な技術は、練習を重ねれば重ねるほど確実に上達しますし、自分自身の成長が感じられる楽しい仕事です。また、私の職場では産休・育休制度があり、働きやすい環境が整っています。女性のお客様の中には、ご自分の気持ちや身体のことを「同性のほうが伝えやすい」という方もいらっしゃるので、女性の柔道整復師が必要とされる場面も多々あります。年齢や性別などは関係なく、誰もが活躍できる社会だからこそ、今後はもっと女性の柔道整復師が増えると嬉しいなと思っています。
福岡医健での学びは、座学でただ知識を詰め込むだけではありません。現役で活躍されている先生方から、実際の現場の状況や業界の“今”について、リアルな声を聞くことができたことが本当に良かったと思います。またスポーツの分野では、効果的なトレーニング方法と併せて、選手の身体づくりや栄養学などについても学びました。そして自分たちも実際にトレーニングを体験することで、身をもって体感しながら学びを深めることができました。様々な大会で活躍している水泳選手のトレーナーや、プロチームに所属されている専属トレーナーなど、幅広い業種の先生方から授業を受けられたことも、自分が成長するための貴重な機会となりました。
堺整骨院 勤務/柔道整復科 卒/2016年 卒/「学生時代は女子4人、男子約15人のクラスでしたが、みんな仲が良くて楽しく過ごせました!」という野嵜さん。現在勤めている整骨院では、女性のお客様から指名されることも多く、その度に「自分がここにいてよかったな」「役に立てて嬉しいな」と感じているのだそう。インタビューの最後には、「細やかな気遣いを忘れず、これからも患者様のサポートをしていきたいと思います」と目標を語ってくれた。