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文部科学省以外の省庁所管の学校/山口

スイサンダイガッコウ

水産大学校 生物生産学科

定員数:
30人

健全な生態系づくりと、それが育つ環境づくり。生物の生きる力に満ちた、豊かな海を創造する技術を学びます。

学べる学問
  • 生物学

    生き物の行動や生態から、そのメカニズムを探る

    研究の対象は、生きとし生きるもの全て。それらを観察・分析することで一定の法則を見つけ出すだけでなく、DNAや脳のメカニズムなど、ミクロの世界にも迫る学問。

  • バイオ・生命科学

    分子レベルで生命現象を解明する

    生命の誕生、成長、生理現象など生命現象を分子レベルで解明する。生物学、化学、物理学との境界領域の研究や、農学、医学、薬学、獣医・畜産学、林産・水産学などへの応用研究もある。

  • 森林科学・水産学

    森林や水産生物資源の保護・育成、有効な利用法を研究する

    森林科学は、森林のさまざまな機能を保護・再生することで森林資源、及び地球環境の保全を図り、これを継続的に生産・利用する技術や理論を学んでいく学問。水産学は、実験や実習を通して、魚や藻類など海や河川の生物資源の育て方や獲り方、加工の仕方を科学的に探っていく学問。

  • 環境科学

    科学技術によって環境問題解決を目指す

    環境科学とは、工学、化学、経済や法といったあらゆる観点から環境を検討し、快適で持続可能な社会の構築を目指してさまざまな問題の解決に取り組む学問です。「環境」とは、地球や自然そのものだけでなく、社会や都市環境など、私たちを取り巻くあらゆる環境を指します。したがって、学校によって、ある程度専門分野がしぼられているところと、幅広く環境科学について学ぶところとに分かれます。まずは環境科学の概要をつかみ、フィールドワークなどもしながら、実践的に研究手法を学び、環境に関する知識を養っていきます。

目指せる仕事
  • 地方公務員

    地域住民の利益のために働く

    各都道府県の市・区役所などで働く一般職員、学校で働く教育職員、警察で働く警察官などからなり、地域住民に密着した場所で福祉や利益、安全のために働く。

  • 水族館スタッフ

    水族館で、水生生物や魚などの世話や観察をする

    水槽を巡回し、病気の兆候を発見したり、魚の産卵行動の異常をチェックする観察業務から、利用者のために、観覧通路や展示についてのチェック業務もある。日常の世話や飼育的な仕事は、知識や経験も必要になるので、種別ごとになったり、専属としてやる場合もある。

  • 漁業・漁師

    漁や養殖などを行う仕事。近海漁業、遠洋漁業がある。

    漁業では大きく3つに分けられる。一つは「沿岸漁業」。陸地近くの海での漁が中心で養殖事業者なども多く含まれ、日本の漁業従事者の約85%を占めるという。そして赤道水域でのマグロ漁業やアフリカ沖のトロール漁など、遠く外洋に出て1年以上かけて漁をするのが「遠洋漁業」。両者の中間で日本の沖合いで数日かけて操業するのが「沖合い漁業」。黒潮の流れに乗ってかつおを追ったり、サンマなどの沖合い底引き網漁業などがこれにあたる。漁業会社や水産会社に入社する方法もあるが、多くは家族経営なので弟子入りするのも一般的。

  • 水産技術者・研究者

    水産物資源や養殖技術の開発・研究を行い、漁業の現場支援や水産加工品などの技術開発・研究を行う。

    水産会社や養殖の現場で、水産加工品の開発や製品化のための技術研究をしたり生産管理を行ったり、水産試験場などで孵化や養殖などの新しい試みを行うのが水産技術者。一方、大学の研究室や公的な研究機関などで水産学研究を行っている人々は、さらに学術的に、水質改善のための研究を行ったり、人工飼育した際の魚の孵化から稚魚になる過程の細かいデータ収集をベースとした研究で、養殖を行う人々への基礎的な研究データを提供するなどして、間接的に水産業への貢献をしている。

  • バイオ技術者・研究者

    生命現象を解き明かし産業に活かす

    化学メーカーや医薬品メーカー、食品・化粧品メーカーなどバイオの研究を行う企業は多い。ウイルス、細菌、カビなどの微生物から大型の動植物、人類まで、生物に関する現象を研究し、医療や保健衛生の分野や食料生産・環境保全といった問題の解決に貢献できるような製品を作り出す。そのための基礎研究に従事する人もいる。

  • 生物学研究者

    微生物からヒトまで、生命の誕生や進化、生態など独自のテーマで生物に関する研究を行う。

    地球上に1千万種以上いるといわれる生物に関して、その体の仕組みや成育の特徴など、各自のテーマを追求するのが生物学研究者。生態や体の仕組みが解明されているのはほんの一部。微生物やプランクトン、動物、植物など、すべての「生物」に注目すると、まだ地球上はわからないことだらけ。それらの調査を行い、時には実験を繰り返し、データを蓄積することで、結果的に新しい発見につながる可能性が大きい。バイオテクノロジーや免疫など、さまざまな分野での期待も大きい。

  • 環境アセスメント調査員

    地域開発が自然に与える影響を事前に調査する

    道路開発や、工場建設など大規模事業を行う前に、環境への影響を調査・予測・評価する。現地の川や雑木林などの利用状況、またそこにいる生物の生息状況などを調査する。事業計画が環境に著しく影響を及ぼすと判断した場合、それを回避するための提案も行う。

  • 環境コンサルタント

    環境保全活動などへの助言・指導を行う

    環境保全に関する専門的知識や豊富な経験を持ち、その知識や経験に基づき市民やNGO、事業者など様々な立場の環境保全活動に対する助言や指導を行う。また、自治体の環境政策、企業の環境アセスメントなどをどうすすめればいいか考え、企画、調査、事業の管理を行うこともある。

  • 環境分析技術者

    環境汚染物質などの測定・分析をする

    例えば大気中の二酸化炭素の濃度、水質汚濁が生態系に与える影響、ダイオキシンによる地質汚染などを野外で計測・調査し、環境破壊や、環境汚染が実際にどのように進行しているかを調べる。また、専門知識を持って、結果を参考に分析や研究を行う。

  • 環境教育指導者

    学校教育現場で、自然に触れ合う機会を設けることによって環境について勉強できるよう指導する。

    小中学校などの総合的な学習の時間に、子どもたちに自然環境に触れさせ、「環境」について考えるきっかけを与える人が、環境教育指導者。年代に応じて、遊びながら自然と親しめるようなプログラムを考えたり、野遊びや川遊びなど、日頃最近の子どもたちがあまりしなくなった遊びを一緒になって楽しみ、自然を再発見してもらおうという狙い。教員を対象としたさまざまな環境教育指導者の研修やセミナーが実施されているが、必ずしも教師でなくても、総合的な学習の時間を一緒に指導する地域のボランティアなども数多く活躍している。

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初年度納入金:2024年度納入金 81万7800円  (入学金28万2000円含む)
年限:4年制
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水産大学校 生物生産学科の学部の特長

生物生産学科の学ぶ内容

水産資源を安定的に確保する技術を、多彩なカリキュラムの中で身につけていきます
水産動物を養殖するための基礎から最新の応用技術までを総合的に学習・研究できるように、カリキュラムには実験や実習を豊富に取り入れています。さらに水産現場が抱える課題や水産業をとりまく政策にも目を向け、官公庁や様々な現場で指導的な役割を担える、高い問題解決能力を備えた人材の育成をめざしています。

生物生産学科の授業

遺伝マーカーを使った解析法で、生物学史上に残るフグ類の種分けが新たに判明!
フグは高級食用魚ですが非常に強力な毒を持っており、トラフグ属やサバフグ属などの種によって蓄える組織が異なります。しかし外見上似ているため、誤食事故が後を絶ちません。そこで、核DNAの解析に取り組み、種や雑種の明瞭判別に成功。事故をなくすためにもっと簡便で確実な判別マーカーの開発をめざします!
海の恵みを今後も利用し続けられるよう、魚介類を増やす技術を多様な切り口から学びます
病気になりにくい魚介類が育つ環境や餌を調べたり、遺伝子を手がかりに健全な養殖の手法を探ったりと様々な水産動物の増養殖技術を研究します。免疫機能を高めて安全性も実現したエビの研究、遺伝情報を傷めないように資源増殖を図る研究などが実際に進行中です。

生物生産学科の研究テーマ

水産植物の生育戦略
「海のゆりかご」と呼ばれる藻場を構成するアマモなど大型の海藻草類やノリやワカメなどの食用海藻類といった水産植物を研究対象に、フィールドでの生育・分布調査や室内での培養実験・光合成測定・遺伝子解析などを組み合わせて水産植物がどのように生きているのか、どのように増やしていくのかなどを明らかにしています。

生物生産学科の学生

水生生物についてもっと詳しく知りたいと思い入学(Kさん)
生物生産学科では、座学で専門的な知識を学べるだけでなく、練習船や小野臨湖実習場での実習で、実際に生物や自然環境に触れることで、知識を深めることができます。実習での「ウニの発生観察」は、高校の教科書で見たことが目の前で起き、とても印象的でした。

生物生産学科の卒業後

官公庁から、水産資源に関わる一般企業まで、様々な分野で卒業生が活躍中です
生態系と環境を幅広く学ぶ本学科では、卒業生の進路も多彩です。水産試験場などで水産資源の長期的な増殖計画を手がける道や、魚の生態に関する知識を活かして加工流通会社に就職する道、環境調査会社で公共事業の事前調査にたずさわるケースもあります。

水産大学校 生物生産学科の学べる学問

水産大学校 生物生産学科の資格 

生物生産学科の目標とする資格

    • 技術士<国>

水産大学校 生物生産学科の就職率・卒業後の進路 

・就職率/内定率  100%
(就職者数26名)

・主な就職先/内定先
水産庁(一般職)、福井県、大分県、千葉県、宗像漁業協同組合、山口県漁業協同組合、(一財)大日本水産会、理研ビタミン(株)、(株)ヤヨイサンフーズ、大東魚類(株)、(株)BMLフード・サイエンス、(株)エコー、西日本科学技術研究所、(株)サン・ダイコー、(株)ヤマリア、フィード・ワン(株)、(株)新来島どっく、内海造船(株)、GAMAKATSU・PET・LTD、アニコム損害保険(株)、第一設備工業(株)、ジェイエイ北九州くみあい飼料(株)、(株)リゾーム、アピ(株)、(株)チャームほか

※2023年3月卒業生実績
進学(進学者数6名):本校の水産学研究科(修士課程相当)、他大学の大学院

水産大学校 生物生産学科の問い合わせ先・所在地

〒759-6595 山口県下関市永田本町2-7-1
TEL:083-286-5371(教務課:入試専用)
nyushi@fish-u.ac.jp

所在地 アクセス 地図・路線案内
山口県下関市永田本町2-7-1 JR「吉見」駅から徒歩 15分
JR「下関」駅からサンデンバス(北浦線) 約45分 「水産大学校前」または「吉見永田」下車徒歩 5分

地図

 

路線案内


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