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東京都立大学のオープンキャンパス

医療人類学の視点 自分とは異なる生のあり方に想いを馳せる

東京都立大学 医療人類学の視点 自分とは異なる生のあり方に想いを馳せる1
開催日時
  • 2024年
    10月
    26日
    (土)
    14:00~15:30
内容
申込URL:https://www.ou.tmu.ac.jp/course/detail/7496
※本講座はオンライン講座でライブ+見逃し配信で7日間何度でも視聴可。

人類学「再」前線 特別編
~医療人類学と異文化理解~

プレミアム講座は東京都立大学教員の専門的かつユニークな研究の内容を紹介する講座です。興味のある方々に受講していただけるよう特別価格で提供しており、入会金も不要(一般の方)です。高校生は無料で受講できます。尚、当講座に関しては事前のキャンセルの場合でも受講料は返却いたしませんのでご了承願います。

※本講座は夏期講座で開講され、多くの方々に受講していただき好評を博している『人類学「再」前線~いま、人類学の可能性について考える~』の特別編になります。

人類学は人間を多様性と普遍性の双方、あるいはその間の関係性から理解しようとします。自分と異なる文化の人たちに触れ、文化や社会というものが人の「生」にどのように関係しているのかを研究する学問でもあります。その文化人類学をベースに、病気や医療に関連した事柄を文化的側面、社会的側面から見て研究するのが、「医療人類学」という分野です。1970年代以降に、北米から日本に入ってきた比較的新しい学問領域ですが、今後、医療や看護の分野では、医療人類学の考え方がより求められるようになるでしょう。
近代的な科学技術が浸透していない地域では、病気に対して民間・伝統医療、妖術や呪術(じゅじゅつ)のようなものを用いることがあります。人々がどのように「病気」や「病い」と折り合いをつけながら生きているのでしょうか? それはどういう信仰や文化に基づくものなのか?を調べるのも、医療人類学のテーマとなります。
講座では、スリランカの高齢者の暮らしを紹介しながら自分とは異なる「生」のあり方について医療人類学の視点で考察します。スリランカでのフィールドワークで得た知見が、将来的に日本の医療や看護を見直すきっかけになる可能性もあります。ただ、スリランカのやり方をそのまま日本に当てはめることはできません。スリランカと日本では、生活様式も家族形態も違っているからです。しかし、その差異を踏まえたうえで、日本の高齢者医療に役立つことがあるはずです。そのためには、スリランカと日本の文化の違い、そして医療に関する考え方の違いをきちんと把握することが必要になります。そういったことを探究していくのが、「医療人類学」という学問なのです。

 講師:東京都立大学 人間健康科学研究科 看護科学域 准教授 野村 亜由美
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参加方法
要予約
事前申込制(Web申込可) ※高校生の参加は無料です。
お問合せ
オープンユニバーシティ企画運営係
TEL:03-3288-1050
※イベント情報は各学校から入稿いただいた内容、または各学校が公表した内容を掲載していますので、詳細は各学校にお問い合わせください。

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