勉強と部活の両立をどうするべきか悩んでいます。【オリラジ中田の参考書じゃなくオレに聞け!】
受験生は勉強に集中しなくちゃいけないのはわかっている。けど、自然と恋することだってあるし、友達とケンカすることだってある。そんな受験中の「誰かに相談しにくい悩み」をアノ先輩が答えてくれる!
Question
野球部に所属している高校2年生です。3年のセンパイの中には秋まで現役を続け、受験勉強と部活の両立に苦しんでいる人もいます。自分も来年同じ道を歩むのではないかと不安でなりません…。やはり一般受験で偏差値の高い大学を目指すのなら、きっぱりと部活を辞めて勉強に打ち込むべきでしょうか?(make_miracleさん・男・高校2年生)
Answer
自分にとって大事なことを優先しよう!
人生を左右する選択は必ず自分で決断せよ!
高校生は進路を決める時期だけに、さまざまな人からアドバイスをもらう。だが、決断を人任せにすると後悔する可能性が高い。人生を左右する決断は必ず自分ですること。
これはよく考えたうえで決断すべき大事な問題だね。キミの悩みは突き詰めると「時間の使い方」という結論に行き着くと思う。部活を続ければ勉強時間が削られる。けれども、部活を辞めて勉強に打ち込めば高校時代の思い出を一つ捨てることになる。どっちを選択するかだよね。
将来を考えるなら受験勉強に打ち込もうという結論になるかもしれない。「野球なんて大人になってもできる」という意見もあるだろうしね。ただ、「高校時代に野球部で部活をすること」は大人になったら二度とできない。部活で苦楽をともにした仲間との関係は一生の財産になるから、部活を辞めることで失う物の大きさも計り知れないわけだ。
国語で最も必要とされる「文章読解力」。これはたくさん本を読んだり、いろんな人と話すことで養われていくから、長期スパンでジワジワと実力を伸ばしていくのがいい。一方、文法のように対策が簡単な問題は、受験勉強の後半に短期集中で片付ける。ようは後回し。国語の点数を伸ばすには、このくらいメリハリが大事なんだ。
希望の進学を叶えることと思春期の経験を大事にすること。どちらが大事かはキミの価値観次第。ただ、どんな選択をするにしても、自分の意思で決断してほしい。人任せにすると、人生に対する覚悟が生まれないし、後悔がつきまとう。やはり自分の決めた道に納得することが大事なんだよ。
誠心誠意伝える姿勢こそが相手に伝わる
「僕は高校時代を受験勉強に捧げてしまったことで、当時、青春した思い出があまりないんです。そこには少し悔いがあって…」と中田さん。受験勉強は大切だけど、今しかできないことも見失わないでほしいという
ここからはオレの想像だけど、キミは「部活と受験勉強の両立は難しい」と感じているものの、仲間とのつながりもあるから簡単に部活を辞めると言いづらくて悩んでいるんじゃないのかな?
だとしたら、仲間には率直な思いを伝えたほうがいいと思う。勉強と部活の両立については多くの学生が悩むところだから、周りも理解してくれるはず。
たとえば、「僕は正直野球が好きでここまでやってきました。でも、どうしてもA大学に入りたくて受験勉強に集中したい。家庭の事情で浪人はできないから、部活を辞めようと思っています。どうか許してください」とかね。
正直に悩んでいることを打ち明ければ、「大事なことをよく話してくれた」と仲間との絆は深まると思う。逆に変に言い訳をしてしまうと、信頼関係が失われる。自分の正直な思いから逃げず、きちんと言葉にして伝えることが大事なんだ。
これは親に対しても同じだよ。親からすれば高3になった子どもが何となく部活を続けていても不安だし、かといって突然辞めたりしても心配になる。そこで、「受験勉強に打ち込むために部活は辞める!」「仲間との関係も大事にしたいから、部活と両立する」とはっきり宣言すれば親も安心できるはず。「人を納得させる」というのは、自分の覚悟を言葉にすることなんだ。
まとめ
人生は「何に時間を使うか」という選択の連続。それを自分で決断することが大事!