このテーマの他のインデックス
135辞書で遊んでみる
ワイルドな秀才、新明解くん?
都会派インテリメガネの岩国くん。ワイルドな秀才、新明解くん。スマートな現代っ子、明鏡くん。クールな理系男子、新選くん。これらはすべて「辞書」のキャラを学者芸人のサンキュータツオが名付けたものだ。11冊の辞書を、11人のキャラクターで徹底解説! 日本初の学者芸人の辞書好きが高じて、選び方、遊び方を熱く楽しく紹介。辞書がとっつきにくいものじゃなくなる。
136日本語の不思議
裸足と素足の違いはわかる?
先生のおかげで、と言えば合格しました、と続くし、先生のせいで、となれば落ちました、と続く。微妙なニュアンスの違いで相手を思いもかけず傷つけてしまったりして、日本語の使い分けはなかなか難しい。あやふやとうやむや、のけるとどける、本心と本音、傷と怪我、転落と墜落、返すと戻す・・・。日本語には似ている言葉がたくさんある。違いがわかると日本語力がグッとあがる。
137詩歌とラップ
夜露死苦!これも詩なのか?
エロサイトのキャッチコピー、暴走族の特攻服、死刑囚の俳句、寝たきり老人の独り言・・・。日本随一の編集者・都築響一はこれらも「詩」であると豪語する。暴走族はこんな詩をよむ。「全国制覇を胸に秘め 極悪非道の鬼となる 愛する物に背をむけて 仲間とともに命を張って 派手に舞います暴走街道」。谷川俊太郎も唸った都築流現代詩を夜露死苦!
138論理を学べば見えてくる
ホントは大人になる前に!
「このラーメンは安いけど、うまい」。これは論理的に正しいだろうか? 東大の論理学の授業を教える野矢茂樹先生が大人のために国語ゼミを開設。日本語でうまく表現できない人のために論理の方法を伝授する。大人になる前に知っていた方が絶対いい。具体的な問題を解きながら、人に伝わる文章の書き方を指南する。腕試しのつもりで、挑戦あれ。
140翻訳してみる?
「ぼけっとする」を英語で言える?
「モーンガータ」とは、スウェーデン語で、水面にうつった道のように見える月明かりのこと。「カフネ」とはブラジル・ポルトガル語で、愛する人の髪にそっと指を通すしぐさのことだ。これらは翻訳できない。そんな場面を一言で表す言葉があるなんて、世界の言葉の不思議を体験できる。実は、日本語にもある。「ぼけっとする」や「わびさび」だ。外国人に説明できるかな?
14110分で名著!
読書は闘いだ
本を読むことは、自分の人生を賭けて闘うことだと書店員である著者は言う。本は規範から外れたことも書いてある。冒険したり、恋をしたり、権力と戦ったり、迷路に迷い込んだり、普段とは違う世界に人を誘い出す。本書はサリンジャーやオースティンや池澤夏樹や中村うさぎのような、「人生を狂わせる」ような本ばかり50冊を紹介している。著者とともに、本で狂いたい。
142文学全集に挑む![世界篇]
アメリカ横断、青春文学の代表作
いつの時代も、若者は自由を求めて旅に出る。男2人のアメリカ横断ドライブ旅。ハチャメチャなバカ騒ぎの中で、時おり顔を出す人生への悲観。人はみんな死ぬ…。だから思いきり楽しもう。ヒッピーに大きな影響を与えたアメリカ文学の名作。若いうちに、こんな風に大地を感じてみたい。