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ものの見方、考え方 発信型思考力を養う
外山滋比古/著

問題は解くより、作ったほうがいい

教わったことを素直に受け入れる能力より、少し血のめぐりの悪い頭脳の方が有望だ。苦労している人の方が問題を自分で作り出す力があるからだ。『思考の整理学』の著者・外山滋比古は言う。分からないことにぶつかるたびに、自分で考え、自分の見方を創造していくべし。身近なところに題材を拾い、発信型思考に近づくための10のヒントを綴ったエッセイ集。

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127不道徳のススメ

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12820歳を超えたら、酒場で学べ

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