お客様や働く仲間との多くの出会いが大きな魅力です。以前、耳が不自由なお客様に、機内でアナウンスしている現地の天候の情報や、搭乗のお礼などを紙に書いてお伝えしたところ、帰り際に感謝のお言葉を頂きました。自分の行動がお客様に感謝して頂けることが嬉しく、お客様一人ひとりの事情や状況に合ったサービスにやりがいを感じます。また客室乗務員(CA)の業務について、最初はサービスがほとんどであると想像していましたが、実際は7割以上が保安業務。初めは戸惑いましたが、お客様の命を守る責任ある職に就いていることに誇りを持っています。
高校2年生の修学旅行でCAの方にお世話になったことがきっかけです。高校生には親しみやすい口調で楽しいフライトになる様、一般の方には丁寧な心遣いで快適なフライトになる様、臨機応変に対応されている姿を見てCAという職業に憧れを持ち、その方のような素敵な女性になりたいと思うようになりました。仕事内容について伺うと「お客様との接し方」について話して下さり、CAとはいかにお客様との触れ合いを大切にする職業なのかを知ることができました。実際にCAとなって働いてみると、業務は見た目以上に重労働で体力が必要なことに驚きました。そのため、休日には体力づくりにマラソンやベリーダンスをしています。
東海大学には、異文化に触れるチャンスが数多くあります。私は、ゼミナールで異文化コミュニケーションを研究するほか、留学生との交流や英会話などの授業を通して会話の力をスキルアップすることができました。また、オーストラリアへの留学やフィリピンでの国際協力ボランティアなどにもチャレンジしました。これらの経験は人と触れ合う今の仕事に役立っているという実感があります。就職活動の際には、「航空業界対策講座」で同じ志を持つ学生と情報交換や企業研究をし、お互い励まし合いながら切磋琢磨することができました。毎年CAとして数多くの学生が就職していますので、心強く思っています。
全日本空輸株式会社 客室センター/文学部 英語文化コミュニケーション学科/2011年3月卒/現在は国内線客室乗務員として働くY.Rさん。高校生の頃までは理系だったので英語が得意ではなかったが、CAになる為には英語が必須であると感じ、英語文化コミュニケーション学科へ。大学入学後の授業や留学、留学生との交流などを通じて英語力が飛躍的に伸びたという。また、海外でのボランティア活動やアジア4ヵ国へのバックパッカーの旅なども体験。異文化を知り、英語力を磨いたY.Rさんの目下の夢は、国際線で活躍すること。そのためにフライト先でも空いた時間を見つけては英語の勉強を続けているという。