京都建築大学校(KASD)は、「建築士」をはじめ、建築・インテリアの資格を在学中に取得し、業界のプロを目指す学校。建築士資格を活かして行政で働くため、公務員に採用された梅垣さんにお話を聞きました。
小さい頃から大工に憧れていましたが、建築に長く関わるなら資格が必要と考え、KASDへ。1年次からさまざまな資格を取るたびに、勉強が楽しくなり、自分でも成長を感じました。そして、3年次には、入学時から目標としていた「二級建築士」に一発合格。将来、建築の世界で生きていく大きな自信を得ることができました。大工に憧れていた頃から、今でもずっと建築の現場が大好き。現場を大切にする建築士になりたいと思います。
希望の就職を実現できるまでに頑張れたのは、KASDで出会った仲間のおかげです。特に、同じクラスだった二人の友人とは、互いに励まし、競いあうようにして、一つ一つの資格試験に挑戦しました。「二級建築士」に三人で合格できたときは、本当にうれしかったです。卒業後は、それぞれに違う分野から建築に関わっていくことになりますが、いつかは一緒に仕事ができることを夢見て、頑張っていこうと話し合っています。
ひとりの公務員の協力で、ある商店街再生のプロジェクトが成功した話を聞き、都市計画や行政の建築職の仕事に興味を持ったことが、公務員を目指したきっかけです。京都府は、私の故郷・綾部があり、KASDで学生生活も過ごした大好きな場所。KASDで蓄積した様々な知識を活かし、いずれは地域にとってよりよい都市計画を打ち出せる人材になりたいと思います。