子どもから大人まで、みんなに人気の作品を担当中
シンエイ動画は「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」などのアニメ作品を数多く手がける、歴史と実績があるアニメ制作会社。私は制作進行として作品づくりに関わっています。これまではTVシリーズの制作進行を担当し、最近では劇場版「ドラえもん」の制作に関わるチャンスをもらえたのは、本当に嬉しかったですね。制作進行の仕事は、作画担当や編集担当といった多くの人と関わり、制作開始から公開までの時間を管理し、遅れることなく進行させていく大変さがあります。でもそのプロセスで絵コンテが絵になり、声が入れられる…という風に形になっていくのを見られるのが面白いですし、エンドロールで自分の名前を見た時には達成感があります。
学校に入学した当初、私はアニメーターを目指していましたが、1年生の春休みに本当にこの道で良いのか、すごく悩みました。そんな時、先生から制作進行の方が合っているんじゃないかとアドバイスをいただき、自分でもそうだ!と納得・判断して、2年生からは制作進行について集中的に学ぶようになりました。学生時代で思い出すのは、業界セミナーで、色んな分野・業界で活躍されている方のお話を聞くという貴重な経験ができたこと。私の場合は、セミナーでシンエイ動画の方のお話を聞いたことがきっかけで「ここで働きたい」との想いが高まり、実際に入社することもできました。本当に良いチャンスに恵まれたと今も思っています。
将来は演出になりたいと思っています
アニメ業界を目指している皆さんに伝えたいのは、学生の内に一枚でも多くの絵を描いてくださいということ。でも、その時は、キャラクターだけでなく背景も合わせて描くようにすると、絵コンテ制作時に役に立ちます。それにアニメだけでなく実写映画やドラマなども観ておくと表現力の幅も広がりますね。また実際のアニメ制作現場では色んな職種の人と関わり、一つの作品を仕上げていくので、コミュニケーション力が必須です。だから日頃から色んな人と関わるようにしておいてください。アニメ制作の知識や技術については、神戸電子専門学校の先生方が絵を描くのが初めての人もゼロから指導していただけるので、心配は不要ですよ。
この学校で頑張れば、誰もがアニメのプロになれます!
シンエイ動画株式会社勤務/デジタルアニメ学科/2019年卒/アニメーターを目指して、神戸電子専門学校に入学。1年生の春休みに将来について悩んでいたところ、親身な教員から、制作進行に向いているとのアドバイスを受け、新たな目標を見つける。その後、学校に業界の第一線で活躍する人を招き、話を聞く「業界セミナー」に参加したのが縁となり、シンエイ動画への就職を実現し、制作進行になる夢を叶えた。
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