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世界的にも評価の高い日本のアニメは、今後もなくなることはほとんど考えられず、アニメーターの仕事も存在し続けることでしょう。ただし、労働時間に見合った報酬が得にくいことに加え、動画などの仕事を人件費の安い海外に出してきたことなどもあり、国内の優秀なアニメーターが慢性的に不足しているのが現状です。今後の日本のアニメに必須となる優秀なアニメーター育成のために、賃金制度を改定するなどの動きも見られます。
また、将来的にはデジタル作画が今以上に広がっていくことも考えられます。
デジタル作画の普及
アニメーターの仕事は手描きがメインでしたが、ここ数年で、タブレットを使ったデジタル作画が主流になっています。最初からデジタル作画でのアニメ制作を掲げて業界に参入する会社も見られるようになっています。
デジタル化により、例えば動画作業は効率的になり、同じ時間内に仕上げられる枚数が格段に増える可能性があります。枚数が増えれば、歩合でもらえる賃金も増します。
また手描きの制作現場では、絵に色付けをするのはアニメーターとは別の「仕上げ」という役職のスタッフが担当しますが、デジタル作画ではコンピュータ画面の同じソフト上で仕上げも行うことができます。アニメーターが作画と仕上げという2つの仕事を担当することで、より高い賃金を得て、働きがいのある仕事になっていく可能性も十分あります。
今後のアニメーターには、デジタルツールの知識やスキルが、今以上に求められるようになるでしょう。
安定した報酬への動き
手間のかかる動画や仕上げの工程は、人件費の安い海外に仕事を出すことが続いてきました。その結果、日本国内で優秀なアニメーターが不足しており、日本のアニメ業界が直面する大きな課題となっています。日本で優秀なアニメーターが育たない理由に、賃金の低さからくる生活の不安定さが挙げられています。
そこで、安心して働き続けて力をつけてもらうために、一定の賃金を保証する動きが少しずつですが増えています。固定給を設けたり、最初の数カ月間は一定の額を支払ったり、などです。今後のアニメーターは、今よりも働きやすくなることが予想されます。
アニメーターから演出家、監督へ
ずっとアニメーターとして働きたいという職人肌の人もいますが、アニメ全体を統括する立場の演出家や監督を目指したり、独立してスタジオを構え、自らがプロデューサーとなる道もあります。また、絵を描く力を生かして、漫画家やイラストレーターに転身する人もいます。アニメーターからの進路は多岐にわたります。
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