介護福祉士として利用者様の食事やお風呂、排泄などの介助をしています。私が担当しているのは比較的要介護レベルの高い方々なので、利用者様の数だけケアの仕方も変わってきます。毎日が試行錯誤の連続で決まった仕事をしていれば良い訳ではないのがこの仕事の大変なところ。忙しすぎて、正直やりがいを考える時間もないですね(笑)。ただ、世間で言われているような、給料が安く、仕事がハードということはないですね。お給料もそこそこいただいていますし、休みも多い。忙しくはありつつも、休日にしっかりとリフレッシュできています。これからの日本に必要な仕事だと思うので、体力のある若者におすすめです!
両親が福祉関係の仕事をしていたのが、この道を目指すようになったきっかけです。両親はこの仕事の大変さを知っているので、やはり少し心配されました。それでも安定したやりがいのある仕事に思えたので、父が薦めてくれた東京福祉保育専門学校に入学を決めました。もともと、おじいちゃん子でお年寄りが好きだったので、自分にあっているなと思っていたのですが、最初の排泄介助の実習では、やっていけるか少し不安になりました。でも、慣れてしまえば全然平気。今では、利用者様に負担がかからないことだけを考えて、とりくめるようになっています!
東京福祉保育専門学校は実践的な授業が多いので、介護の現場に直結した知識や技術を学べます。そのため、在学中に現場を訪問して行う実習でも、とても役立ったのを覚えています。今の就職先も実習の時に声をかけられたので、その時の自分はデキル奴に見えたのだと思ってます(笑)。記録簿などの書き物も、学生時代に徹底的に教えられたので、今では他の人より、早く処理でき、職場でも感心されています。学生時代に頑張っていたことが、今報われているので、全力でとりくんだことが誇りであると同時に、過去の自分や学校の先生方に感謝ですね。
特別養護老人ホーム アトリエ村勤務/介護福祉士学科/2017年3月卒/学生時代、手を抜かずに全力で授業や実習に臨んでいたという佐藤さん。そんな姿を見ていた先生から、福祉業界の一大イベントであるアクティブ福祉で学校を代表して発表する一人に抜擢。その後、アクティブ福祉で発表するというのが東京福祉保育専門学校の後輩たちの恒例行事になった。その第一人者である佐藤さんにそのことを聞いても、「自分以外のことに興味はない」とクールな返答。でも、その全力で頑張る姿が後輩たちの学習環境にも影響を与えたのは紛れもない事実。印象は正直でクール。ただ、その中にまじめで情熱家だというところが取材していて伝わってきた。