私は軸足を自分が経営する鍼灸整骨院に置いています。柔道整復師は「独立開業権」があるので、大阪に2店舗を持っています。それによって経済的基盤を作りながら、日々多くの人々と向き合いながら自分を磨く経験を積んでいます。そして同時に、学校や大学へのスポーツトレーナー活動にも出かけています。その中で、ひとりの中学生フィギュアスケーターとの出会いがありました。その選手は現在、数々の大会で活躍しています。私が近畿医療専門学校を通して学んだ、柔道整復師としての技術と「あり方」に従い、国内外の遠征にも帯同してサポートさせていただいています。施術を担当した選手が勝ったり高得点をあげたりするのが大きな喜びです。
小学生の頃からサッカー一筋で、大学卒業後もプロサッカー選手としてプレーしていました。しかし、ケガのために26歳で引退。新たなステージを模索する中でたどり着いたのが柔道整復師の道でした。私自身がスポーツをやってきたので、ケガの怖さを知っています。体の限界への挑戦でもあるスポーツの世界は、常にケガと隣り合わせです。彼らが万一ケガをした時にはすぐに処置をして、また日頃からメンテナンスを施しながらケガをしにくい体づくりと、パフォーマンスが上がるような体づくり、さらに心が高まるコミュニケーションを取るようにしています。
技術力は、ラーメンの麺とスープのようなもの。どんなにトッピングが美味しくても麺とスープが美味しくなければ食べてもらえない。だから技術力は何よりも大切です。そして、技術力はアスリートのように資格取得後も開業後も日々高めなければなりません。また、麺とスープが抜群に美味しくてもトッピングが最悪ならば、これもダメ。挨拶などのマナーはもちろん、人間として、柔道整復師としての「あり方」も非常に大切です。本校で学べるのは技術と「あり方」、「小林イズム」と評される積極性、主体性、チャレンジ精神、あくなき探求心。現役プロスポーツトレーナーが創立・経営するからこその「幸運」を、ぜひつかみ取ってください。
サンライズ鍼灸整骨院/柔道整復学科/2012年卒/小学5年生からサッカーを始め、プロサッカー選手として活躍。近畿医療専門学校を卒業後、大手整骨院で院長経験を積み、32歳で「サンライズ鍼灸整骨院」を独立開業した。現在は大阪府内で2店舗の運営を行う。また、パーソナルトレーニングジムを開設したほか、フィギュアスケート選手のトレーナーとしても活躍中。