子どもたちの成長や、信頼関係の育みを日々実感できることが魅力です。今は1歳児のクラスを担任しているのですが、人見知りな子どもが多く、1学期の始まりは泣いてしまうことがよくありました。ですが、毎日笑顔で「だいじょうぶだよ」と接し続けると、初めはただ「せんせい」と私を呼んでいた子どもが、「ゆうせんせい!」と名前で呼んでくれるようになりました。子どもの成長も感じられましたし、「私のことを信頼してくれたんだな」と、とても嬉しく思いました。毎日「昨日とは違う、成長した子どもたち」に出会えるので、仕事に行くことがとても楽しみです!
びわこ学院大学では、保育士・幼稚園教諭・養護教諭の3つの資格・免許を取得しました。入学のきっかけも、「子ども」に対して「教育・福祉」の両面から幅広く学べる点に惹かれたからでした。保育所・幼稚園・小学校・児童養護施設・病院など、たくさんの現場でさまざまな子どもたちとふれ合いました。本当に子どもたちの色々な側面を見ましたし、複雑な事情を抱える子どもにも出会いました。その経験は毎日たくさんの子どもたちとふれ合う保育士として、かけがえのないものです。また友人たちとも、少人数制だからこそ深い関係を築けました。卒業後も旅行に行ったり、近況を報告しあったり、支え合える仲間たちと出会えたことは一生の財産です。
今まで出会った、大好きな先生たちのような保育士になりたいです。何年たっても「大好きな先生」のことは忘れられませんし、先生たちも私のことを覚えてくれています。なぜ小さいころから、何年もたった今も覚えているほど「大好き」なのかと言うと、「私の目線に立って、寄り添ってくれていたから」なんだと思います。子どもたちの「行動」には、大人と同じように必ず「意図」があります。たとえば子どもが何か悪戯をしたとします。そこには「かまってほしい」といった寂しさや、さまざまな感情が隠されているのかもしれません。表面的な部分だけでなく、「この子は何を思っているのだろう」と、子どもたちの目線に立つことを心がけています。
甲賀市 公立保育園勤務/教育福祉学部 子ども学科 子ども福祉コース 卒/2016年卒/保育士として働き始めて2年目の山口さん。「1年目は何もかも新しいことで、右も左も分からなくて毎日悩んでいました。でも、先輩の先生や同期の方々に助けて頂いて少し冷静になると、子どもたちの可愛さや、ふれ合える喜びを実感できるようになりました。今は毎日仕事に行くのが楽しみです!」。びわこ学院大学の思い出を尋ねると、「採用試験前に、先生方にとても親身にサポートして頂いたことが胸に残っています。夜遅くまで面接やピアノ練習に付き合って頂いたり、勉強を見て頂いたり…今の自分があるのも先生方のおかげだな、と感謝しています」と語ってくれた。