製菓と調理を学んだ私は、本当に好きなのは製菓だと気づき、卒業後はパティシエを目指すことに。一番好きなケーキショップに就職したいと考え、それまで100軒以上のケーキ屋さんを訪ねた中から最もお気に入りのGOKANを選びました。その願いが叶い、現在はパティシエとして勤務。店舗に出る機会はまだありませんが、百貨店などに納品されたケーキが売れている様子を見ると幸せな気持ちになります。将来の目標は、パティシエとして知識と技術を身につけ、店舗スタッフなどを経験した後、私の好きをいっぱい詰め込んだカフェをオープンさせること。製菓と調理の技術を生かして、アレルギーの方も楽しめる食の世界を創りたいですね。
調理・製菓クラスでは1年目に製菓、2年目に調理を学びました。いずれも調理器具の名称や持ち方など、基礎から丁寧に学習。現場経験の豊富な先生が多く、体験談を交えて具体的に教われたことに満足しています。DAICHOならではの魅力である「毎日つくる実習」の中で混ぜる・温める・冷やすといった作業にどんな理由があるかを学ぶこともできました。これによって技術の応用や発展が可能になり、レパートリーもぐっと広がりましたね。印象に残っている授業は、「本番ショップトレーニング」です。学生主体でケーキや焼き菓子を開発・製造し、一般のお客様に販売。一日で数百台のケーキを作った体験は、大変だった分、大きな自信につながりました。
パティシエを目指したきっかけは、小学3年生の時、私が作ったカップケーキを祖父が「おいしい!」と言ってくれたことです。それからは料理本などを参考に、いろんなケーキに挑戦しました。夢中になって作っていると、母親が料理教室へ習いに行かせてくれるように。ケーキだけでなく料理も作る機会があり、どちらにも関心を持つようになったのです。高校卒業前の進路選択時には「製菓と調理、どちらもしっかり学んで資格まで取れる学校はないか」と真剣に悩み、いくつもの調理専門学校のオープンキャンパスに参加。学生と先生の距離が最も近く、Wライセンスシステム(製菓と調理2つの国家資格が目指せる)のあるDAICHOを選びました。
GOKAN 第一アトリエ 勤務/Wライセンスシステム 調理・製菓クラス 卒/2022年卒/主な原料は卵とパウダーなのに、できあがったケーキはキラキラしている。魔法のようなことを自分の手で生み出せるのが魅力だというHさん。自分が作ったケーキを召し上がったお客様の笑顔がキラキラしていることにも喜びを感じると話す。「就職活動について相談すると、面接練習など熱心にサポートしていただけました。人前で話す練習になると考え、オープンキャンパススタッフ“サンティエ”にも参加。高校生や保護者に対して自分の意見を話すうちに、プレゼンのスキルも向上しました。おかげで面接でも自分を主張でき、就職につながったと思います」。