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大学教員の必要な試験と資格は?

大学教員の必要な試験と資格は?

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小学校・中学校・高校までの「教師」は教員免許がなければなることはできませんでした。しかし、大学教員になるために必要な資格はありません。とはいえ、多くの大学の募集要項に「博士号取得」と書かれており、大学院に進学し、博士課程を修了していることは一つの条件として定められています。
また、大学で教員免許を取得できる機会がある人は、教員免許を取得しておくことでより自信をもって大学教員として教育に携わることができるだけでなく、狭き門である大学教員になることができなかったときには、小学校・中学校・高校までの先生として経験を積むことができるので安心です。

教員免許は必要ないが、もっているほうが安心

大学教員は教員免許がなくてもなることができます。しかし、もし大学在学中に教員免許を取得できる機会があるのであれば、教員免許をもっているほうが安心です。
なぜなら、大学教員はその年ごとに募集の数も増減するため、必ずしも自分が大学院を卒業するタイミングでなることができるとは限りません。
しかし、教員免許をもっていれば、小学校・中学校・高校などの先生をしながら、そのチャンスを待つことができます。教員免許をもっていないと、教育者以外の仕事を探す必要が出てきます。
小学校・中学校・高校などの先生をしていれば、講義を行う経験を積むことができますし、その経験は大学教員になるための試験でアピールポイントにもなります。

書類選考・面接を経て模擬講義を行うことも

大学教員になるための試験はどのようなことをするのでしょうか。まずは、大学教員の募集に対し、書類選考が行われることが一般的です。
書類選考では、履歴書・これまでに書いた論文・研究実績などを提出します。書類に通過すると、選考を受ける大学の教授たちによる面接が行われます。その大学で非常勤講師をした経験があれば、面接を経て採用となるケースがありますが、これまでに講義をした経験がない場合には、10分程度~最大90分間の模擬講義を教授たちがチェックし、審査することも。模擬講義では自分の好きな授業を好きなように行う場合と「○○についての講義をしてください」とテーマを与えられる場合があるようです。

取材協力

トミヤマユキコ

ライター/大学講師。早稲田大学法学部、同大大学院文学研究科を経て大学講師に。少女マンガ研究を中心としたサブカルチャー関連講義を担当している。ライターとしては『小説すばる』『yomyom』『エル・グルメ』などで日本の文学・マンガ・フードカルチャーに関する連載を持つ。著書に『夫婦ってなんだ?』『40歳までにオシャレになりたい!』『大学1年生の歩き方』など。

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