全国のオススメの学校
日本において、カイロプラクターは国家資格ではありません。いわゆる民間療法といわれる分野なので、特定の資格を取得していなくてもカイロプラクターとして働いたり、開業したりすることができます。ただし、人の体を触って施術を行う仕事なので、医療知識は必要であり、適当に行っていいものというわけではありません。日本では、日本カイロプラクティック登録機構（JCR）による登録試験に合格し、登録カイロプラクターに認められ登録名簿に掲載されることが、一定水準の技術や知識を身につけていることの指標のひとつとなります。
カイロプラクティック専門教育プログラムが認可されている専門校で学ぶ
国際カイロプラクティック試験委員会（IBCE）の協力による日本カイロプラクティック登録機構（JCR）の登録試験を受けるには、世界保健機関（WHO）による「カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するガイドライン」で提示されている基準の教育を修了する必要があります。具体的には、各地域のカイロプラクティック教育審議会（CCE）（※）に認可された国内外の教育機関（大学）が提供するフルプログラム教育です。WHOの基準のフルプログラム教育は、平均で4～6年間（全日制）、4200時間以上の専門課程です。その課程を経た後、JCR登録試験に合格することで、日本で登録カイロプラクターを名乗ることができます。海外の学校を修了した場合は、留学した国や地域のカイロプラクター試験に合格することで、その国や地域でカイロプラクターとして働くことができます。
※カイロプラクティック専門校の教育の質の保障を認定する機関のこと。
カイロプラクターとしての経験を積んでから登録試験を受ける
日本ではCCEに認可されている機関がほとんどないため、別の進路も用意されています。カイロプラクティックを教える養成スクールや専門学校などに通い、技術を学んだ後、カイロプラクティックオフィス、鍼灸院や接骨院、整骨院などで実務経験を積むことで、日本カイロプラクターズ協会が提供している臨床カイロプラクティックプログラム（1年半～3年）の受講が可能になります。このプログラムを終えるとJCR登録試験を受けることができ、合格すれば登録カイロプラクターになれます。
