
「社会教育」とは、学校以外の場で行われている教育のこと。例えば地域にある公民館や図書館、博物館などで活動している人が、どのような学びや経験を経て、地域づくりに関わっているかを学びながら、地域に貢献できる人材を育てることが私の研究テーマです。私たちの暮らしは、地域とさまざまな繋がりを持っています。地域のことを「自分ごと」として捉える視野や思考は、どんな仕事をする上でも役立ちます。社会人になっても、ただお金を稼ぐためだけに仕事をするのではなく、人と人の繋がりを考えることはとても大切。地域や社会に役立つ仕事というと、公務員などを思い浮かべる方が多いと思いますが、NPO、一般企業でも求められる力であり、そうした力は、混沌とした問題を抱える現代社会の中で、ますます必要になってくると思います。

大小に関係なく、地域=社会。地域を知ることは、グローバルな視野にも繋がります
若原准教授が担当する「地域社会論」ゼミでは、「地域」を軸に各自がテーマを決めて取り組んでいます。例えば「地域と防災」というテーマでは、地域に暮らす外国人にも着目し、万が一災害が起こったときに、どのようにサポートするのか、よりよい共存についても考えます。「地域づくりに必要な思考を持つ、社会教育士という称号は、文部科学省からも推奨されており、関連する講義を履修することで大学時代に取得できます。社会教育士は国家資格ではありませんが、持っておいて損はありません。取得する学生も増えています」(若原先生)。

能登半島ボランティアスタディツアーで学生達と。若原先生「たくさん人に会って見聞を広げてほしいですね」
地域や暮らし、人の役に立ちたいという想いを持つ人にとっては、学びがいがある分野。ボランティア活動のなかには、北陸の被災地支援に出向いたり、地域のお年寄りと麻雀(健康麻雀)を楽しむ活動も。
専門/社会教育学
略歴/北海道出身。北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。高校時代から、地域の繋がりや町づくりに興味を持ち、それが学べる学問や仕事を調べるうちに、「社会教育主事」(現在は社会教育士という称号)という仕事があることを知る。稚内北星学園大学で教えたのち、2018年に本学に。政治経済学部准教授。地域連携・教育センター所長、ボランティア活動支援センター所長も務める。
※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。



