現在の受け持ちクラスの子達は全員個性豊かで、自分の主張をしっかりと持っています。気持ちがぶつかり合う事や、保育に対して興味を示すまで時間がかかることも多々あり、クラスをまとめる難しさを痛感しています。ですが、私のかける言葉で振り向いてくれる瞬間、満面の笑みで「楽しかった!」と体いっぱいに表現してくれる姿が見られた瞬間には、保育者として子どもたちと関われていることにやりがいを感じます。
大学時代に印象に残っている授業は造形ワークショップです。授業内で木片を使った製作や色のついた割り箸を使った製作など、自由に想像したものを形にし、作業をする事が多々ありました。この経験を通し、自由に表現することの大切さを学ぶことができました。もう一つは児童文化演習です。この授業では、自分の好きな人形(パペット)を製作し、自分たちで考えたシナリオを授業内で発表をしました。人形の見せ方や動きなど指導頂き、子どもが物語の世界観に入り込める演出をすることが大切だと学びました。子どもたちが自由に表現できる保育をすることが出来ている時に聖徳大学での学びが活かされていると思います。
自分の理想の保育者像を実現する事ができると思ったので今の職場を選びました。就活をする時、自分がどこで働きたいのか迷想することがありました。その時に担任の先生やゼミの先生が私の気持ちに悩みがなくなるまで親身に相談に乗って頂いたことが今でも思い出として心の中に残っています。初心を忘れず、子ども達が毎日「今日も楽しかった」と思えるような保育作りを心掛け、子どもの「できた」を最前線に喜び合える保育者で居続けたいです。
栃木県 あおば幼稚園 勤務/教育学部 児童学科 児童文化コース/2018年卒