"人工知能を設計する" 神経回路網の構造を数学的に模し人工的に実現する
理工学部 応用情報工学科 教授 保谷 哲也
つい最近、マスコミ等で人工知能(AI)の話題が登場することが再び多くなり、これまで難しいとされてきた将棋や囲碁においてもプロを負かす程にAI技術が発展してきています。また、タイピングせずともスマートフォンに向かって口頭で単語を発するだけで、文字列を入力出来たりします。これは、人工知能研究の代表的な一つである音声のパターン認識分野から産み出された技術によるものです。人間の知能は「脳」の働きによる作用によって産み出される現象であるという視点から、脳の構造、すなわち数千百億個から成るといわれる神経細胞(ニューロン)間の結合を一つの巨大なネットワークシステムとして見立て、そのメカニズムやダイナミクスを数理的に扱うような人工ニューラルネットワークを通して人工知能の研究をしています。
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日本大学 理工学部 応用情報工学科
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