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私立大学/東京・福島・千葉・神奈川・静岡

ニホンダイガク

建築を作るために必要な材料と作り方(施工)

理工学部 建築学科 教授 中田 善久
 当研究室は、建築材料や建築施工に関して主に研究しており、特にコンクリートを対象として実験的な活動を行っています。作ることから材料を考えて行きます。いくら良い材料があっても作れなかったり、コストがかかりすぎては社会で使って貰えません。かといって、時代の流れの変化も敏感に考えて行かなければなりません。ここが難しい点です。
 あるときに、コンクリートが悪者になってしまいました。コンクリート自体は、社会にとって必要不可欠であることなのに、別な理由がそのように写してしまったのです。本来、建築に使われてきた木,鉄,石,コンクリートなどは個々にいろいろな性質を持っており、その性質を活かして適材適所に使われるべきです。“地産地消”と言われるのもそれが謂れです。建築を作るためにも、なぜここにこの材料が使われ、どのように作られたのかが大切なのです。
当研究室は、学生が型枠を組み、コンクリートを練って供試体を作製するスタイルなので調合に関する知識や試験方法を習得することができます。これにより、施工に関する知識を持った学生を社会へ送り出しています。また、以前には、建築基準法を変える基礎的な実験などを学生と行ってきております。さらに、海外にも視野を広げ、ドイツにおけるコンクリートポンプの現状を視察し、国内との違いや国内への適用について調査しています。ドイツは、日本にないコンクリートポンプの機種や圧送工法に対する教育を取入れており、今後も情報を交換し、お互いの国が発展していくような協力体勢をとっています。さらに、海外視察によりコンクリート表面の表現方法について学習し、日本におけるコンクリートを用いた建築物への適用の可能性を研究し、設計者と技術者の意見が融合した「コンクリート感」を表現できるように検討しています。
<メッセージ>
コンクリートは、技術者が自分自身で作れる唯一の材料です。一緒に作りませんか?
日本大学(私立大学/東京・福島・千葉・神奈川・静岡)
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