私たち成田国際空港のANAグランドスタッフは、搭乗手続きカウンターや搭乗口、到着ゲートなど、空港内でいろいろなセクションを担当します。そのため、毎日いろいろな人たちと仕事をするのですが、「この人は素晴らしい接客をしているな」とか、「迅速で正確なハンドリングをぜひ見習いたいな」と感じることもたびたびあります。そんなときに、先輩・後輩に関わりなくANAグループの社員同士で贈り合うのが“Good Job Card”。私も最近はこのカードを時折もらえるようになったのですが、同じ仕事の仲間に自分の仕事を認めてもらうのは、とてもうれしく、さらに頑張ろうという励みになります。
私がANAの仲間から“Good Job Card”をもらったのは、たとえば、予約率がとても高くて搭乗手続きカウンターの前に長蛇の列が出来てしまったときでした。こんなときは、つい接客が事務的になりやすいのですが、私は一人ひとりのお客様に「大変お待たせしました」とお声がけして仕事をしていたんです。それを周りの方が見ていてくれてこのカードをくれました。いつでも誠意を持って仕事をしていれば、誰かがきっと見ていてくれるのが、うれしいですね。
日本外国語専門学校のキャビンアテンダント・エアライン科に入学したのは、エアライン業界への高い就職実績はもちろんのこと、様々な学校見学に参加した中でも、いちばん先生と学生の距離が近く、在校生や学校の雰囲気が良かったことが決め手でした。1年生の時に経験した羽田空港でのインターンシップは、この仕事がしたいというモチベーションが上がる良い経験に。出発時刻ぎりぎりにいらっしゃるお客様をご案内して、いっしょにお荷物を持って走り、最後に搭乗口で「ありがとう、ありがとう」と何度も言ってくださるお客様もいて…。そういった時にグランドスタッフの仕事にとてもやりがいを感じましたね。
ANAエアサービス東京勤務(成田空港グランドスタッフ)/国際エアライン科 グランドスタッフ専攻/2007年卒(茨城県立水戸第三高校出身)/日本外国語専門学校在学時は、説明会やオープンキャンパス時に高校生たちを迎える準備をしたり、当日の案内などをお手伝いするスチューデント・カンパニーとしても活躍。この学校で頑張ってきた自分を信じて、常に笑顔を心がけて面接に臨み、目標のグランドスタッフとしての就職を実現させた。