
義肢装具の魅力・楽しさを広めていきたいです
手足を失った方々が元の生活に戻るため、何かに挑戦するため、そしてその人らしい人生を生きるために使う義肢装具を造っています。仕事をする上では色々な方とのコミュニケーションを大切にしています。義肢装具には必ず目的があります。その目的を決めるためには患者さんを理解し、他の専門職の方々とディスカッションをすることが大切です。私の知識と技術を用いて完成した義肢装具を患者さんが装着し、義手を使って仕事をしたり、義足を履いてお子さんと一緒に走ったりといった「その人らしい人生」を送っている瞬間を目の当たりにした時の感動は言葉では言い表せません。
義肢装具士の仕事に興味を持ったのは、高校2年生の時です。当時は自分のしたいこと、できることがわからず悩んでいて、将来への強い不安があったことを覚えています。「自分はどんな人間なんだろう」と考える中で、幼い頃から何かを作ったり分解することが好きだったと感じました。その個性を活かして誰かの役に立てる仕事がしたいと考え、「人の手足を造る仕事って面白そう!」と思いついたことがきっかけです。全国でもトップクラスの先生方と設備が揃った中で義肢装具士の国家資格取得に向けて学べること、そして同じ大学内に様々な医療専門職を目指す学生がいることが魅力で、新潟医療福祉大学に進学しました。

私の会社では型取り、製作、適合まで一人で行います
全国から同じ目標をもって集まった仲間達と過ごした時間がとても良い思い出になっています。また、様々な専門職を目指す学生と関われたことも今の仕事にも活きています。学業面では、特に臨床実習での経験が印象に残っています。指導者の方が義足を調整したことで患者さんの動きが良くなる場面を目の当たりにし、授業で学んだ知識が直接現場で役立つことを実感しました。義肢装具士の仕事では患者さんごとに必要な対応が異なるため、他職種との意見交換や、新しい知識を学ぶことが大切です。大学で培った学ぶことの楽しさは、きっとこれからも私の人生を支えてくれるはずです。

学生時代の友人と今でも相談できる関係が続いています

(株)加藤義肢 勤務/リハビリテーション学部 義肢装具自立支援学科/2013年卒/義肢装具士の仕事の特徴は「“医療”と“ものづくり”の両方に関われること。だからこそ医療の“知識”とものづくりの“技術”の両方を磨くことが求められます。『好奇心がある』『人と話すことやものづくりが好き』そして『目の前のことに疑問を持てる』ような人が向いていると思います」とのこと。これからの目標について「新潟県の医療専門職の皆さんに義肢装具の魅力を広めたいと思っています。『義肢装具って楽しい!』と思ってくれる方が増えれば、結果として患者さんの人生をよりよくできるはずです」と語ってくれた。
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